その疲労が単なる疲労じゃない5つのサイン

16 May 2018

その疲労が単なる疲労じゃない5つのサイン

朝10時前、同僚に調子を聞けば、たぶん返事は 「疲れてる」。実際のところ、それが何時であろうと、眠い、疲れた、超ヘトヘト、といった答えが返ってくる確率は高い。

かつてないほど忙しい日常に追われ、人々はいつでもどこでも疲れている。でも、慢性疲労症候群が原因の極端な疲れを抱えるアメリカ人の数は100万人に上る (しかも女性の割合は男性の2~4倍)。米国デポール大学の心理学教授で、慢性疲労症候群スペシャリストのレオナルド・A・ジェイソン博士によると、慢性疲労症候群は継続的に体を衰弱させる疲労をもたらし、いつもの自分らしく機能できなくなる複合疾患。

 

簡単に行える検査やテストがなく、医師たちは原因を特定できていない上に、線維筋痛症やうつ病といった他の病気に似た症状が多いので、慢性疲労症候群にはタイムリーな診断が難しい場合がほとんど。事実、90パーセントものケースが診断未確定に終わるという。

 

あなたもそのうちの一人だと思うなら、以下の質問に答えて慢性疲労症候群の可能性を探ろう。“はい” と答えた質問が1つ以上あるなら他の病気を除外して、適切な診断と治療を行ってくれる医師に相談しすること。慢性疲労症候群の治療法は見つかっていない。でも、正しい医者にかかれば、エネルギー管理、認知行動療法、セルフケア、グループサポートを通して症状を緩和するのを助けてくれるかもしれない。


一晩しっかり寝ても疲れが取れない

一晩しっかり寝ても疲れが取れない

慢性疲労症候群の重要な (かつ最も苛立たしい) 要素の一つが睡眠問題。たくさん寝てもリフレッシュできない。ジェイソン博士いわく、慢性疲労症候群の患者には、たっぷり寝てもまだクタクタに感じる人がほとんど。毎日8時間どころか10時間、はたまた12時間寝ても、朝はベッドから体を引きずり出すのがやっと。慢性疲労症候群で感じる疲労とは、こういうものだ。

 

この疲労を引き起こす原因は未だ解明されていないが、ウイルスに感染した直後に症状が出始めたという慢性疲労症候群患者もいるらしい。専門家の中には、慢性疲労症候群は、免疫システムの過剰反応やホルモンの異常をはじめとする様々な要因が組み合わさって発症するものだという声もある。とにかく、決定的なつながりが見つかっていないのだ。


疲労感が何ヶ月も消えない

疲労感が何ヶ月も消えない

大抵の人には、疲労が数日間 (時には数週間) 続いた経験があるはず。でも、ひどい疲労が6ヶ月以上続かないと慢性疲労症候群とは診断されないので、候補者の幅が大幅に狭まる。「人口の約4分の1は常に疲労を感じているけれど、6ヶ月連続して極度の疲労が消えない人はそのうちの5パーセント程度」 とジェイソン博士。


ちょっとした運動でもクタクタ

ちょっとした運動でもクタクタ

ジェイソン博士によると、慢性疲労症候群を抱えていると、ちょっとした運動や感情的なストレスで骨の髄まで疲れるという。ごく一般的な日々の活動に (通勤、深刻な場合には階段を上るだけでも) 非常に敏感になり、ちょっと体を使っただけで回復するのに何日もかかる。慢性疲労症候群の人が定期的にジムに通うことはまずない。


体が痛い

体が痛い

慢性疲労症候群の患者が相手にしなければならないのは、壊滅的な疲れだけではない。頭痛、筋肉や関節の痛み、リンパ節の腫れ、喉の痛みは、どれもこの疾患の症状になり得る。これらの痛みを引き起こす原因は医師たちにも分からない。でも、慢性疲労症候群には体内の慢性的な炎症が絡んでいると指摘する文献は多い。ジェイソン博士によると、これが確かなら、痛みのいくつかには説明がつくという。

 

線維筋痛症や関節リウマチといった、痛みを伴うその他の病気との診断を受けてはいるけれど、現在の治療で症状が緩和されていない場合には慢性疲労症候群について医師と話してみる価値はあるそう。また、線維筋痛症は慢性疲労症候群と平行して起きる可能性があることを覚えておこう。


常に頭がぼんやりしている

常に頭がぼんやりしている

慢性疲労症候群患者の90パーセント以上は、思考力の減退、読んでいる内容が理解できない、記憶障害、頭にかかったもやが消えないといった認知機能の不調を訴える。うつ症状が現れるのも一般的。これまでの研究によって、慢性疲労症候群には脳の情報処理ネットワークの乱れが関連する可能性があることが分かっている。ジェイソン博士は、これで認知機能やメンタルヘルスの問題が説明できるかもしれないと話す。

 

鍵をどこに置いたか思い出せなくても焦る必要はない。でも、一つの文章をまとめるのに苦労したり、うつ症状に悩んだりしているなら医師に相談しよう。

 

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Kristen Dold  Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images

RECOMMENDED ウィメンズヘルスのおすすめ