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米保健当局が、腸管出血性大腸菌O157の感染源とみられるロメインレタスを食べないよう呼びかけている。「ロメインレタスかどうか分からない場合も食べないで」とのこと。

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アメリカ疾病対策センター(CDC)は2018年11月20日(現地時間)、O157による食中毒が相次ぎ発生していることを受け、アメリカの消費者に対し「詳細が分かるまで、ロメインレタスを食べないでください。対象となっているのは、丸ごと1玉、芯、カット野菜、オーガニック、ロメインレタス入りのサラダミックスなど、あらゆる種類のロメインレタスです。ロメインレタスかどうか不明な場合も食べないでください」とツイート。

また自宅にロメインレタスがある場合、たとえそれを食べて体調を崩した人がいないとしても、食べずに廃棄するよう勧告。スーパーマーケットやレストランにも当面の間、ロメインレタスを提供せず、レタスが保存されていた場所は消毒するよう求めている。

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CDCによると、アメリカではこれまで、11州で32人がO157による食中毒に感染。死者は報告されていないものの、うち13人が入院し、1人は腎臓の機能が低下する腎不全を発症したそう。カナダ公衆衛生庁(Public Health Agency of Canada)も、カナダでO157による食中毒患者が18人確認されたと発表しており、感染が拡大している様子。

米『ワシントン・ポスト』紙いわく、感染源は明らかになっていないが、CDCは感染リスクを減らすためにもすべてのタイプのロメインレタスを、食べずに廃棄するよう警告。米食品医薬品局(FDA)も、アメリカで流通しているレタスの情報収集に努めていることを声明で発表した。FDAの長官、スコット・ゴットリーブ氏は「我々の迅速かつ積極的な取り組みは、先回り予防策を実施することで、消費者へのリスクを軽減し、人々が食中毒のアウトブレイクから自分自身や家族を守れるように助けることを目指しています」などとコメント。

家族や友人と集まる機会が増えるこの季節。感染者が増えないよう祈りたい。

Courtesy of CDC Photo: Getty Images
Translation: Reiko Kuwabara From Delish