虫歯じゃないのに歯が痛い7つの理由

14 December 2017

虫歯じゃないのに歯が痛い7つの理由

痛いからって、削ることになるとは限らない。

過敏な歯ほどしゃくに触ったり、人を衰弱すれすれの状態に陥れたりするものはない。厄介な痛みに伴うのは、近々歯医者の予約を入れ、局所麻酔や歯根管の治療に耐え、回復のために3日も無駄にしなければならないという世にも恐ろしい現実。職場に電話して、映画を次々にダウンロードして、一緒にいてくれるよう友達に助けを求める前に、その歯の痛みが本当に虫歯によるものか考えてみよう。 

「単なる虫歯以外にも、歯の痛みを引き起こす原因は無数にある」 と語るのは、Rejuvenation Dentistryの設立者で美容整形サイトRealSelfのアドバイザーを務める歯科医ゲリー・クラトラ。「だからこそ見識を持ち、どんな痛みがいつどこで起きるのかに注意を払うことが大切」 

問題を特定し、不必要な心配を避けるために、虫歯じゃないのに歯が痛む理由の数々を洗い出した。

 

1.歯を強く磨きすぎて、歯茎が後退している

誰だって出来るだけ歯を白くしたい。でも、圧力をかけすぎたり、強く磨きすぎたりすると、痛みも問題も増える。ニューヨーク州ホワイトプレインズのDental Design Centerの歯科医イラ・ハンドシューによると 「このような磨き方をしていると、実際の歯の組織が擦り減るとともに、通常歯の根元を覆っている歯茎が後退することになる」

歯の根元の組織が露出しているため、食事や冷たい飲み物に対して歯が超過敏になる。磨きすぎによるダメージを “元通りにする” ことはできないが、歯が擦り減った部分に白い詰め物をすることは可能なんだそう。「歯茎を元の高さにまで再生するために、歯茎移植を行うことが可能なケースもある」。こんな宿命を辿りたくなければ、高品質の電動歯ブラシに投資するか、毛先が特にやわらかい歯ブラシで力を抜いて磨くこと。

 

2.歯茎が感染している

歯周病を患う人は多い。実際、米国疾病対策センターの調査によると、アメリカ国内の30歳以上の成人の約半数が軽度~重度の歯周病を抱えている。でも、今のところ歯周病知らずでラッキーなあなたにだって、歯茎の感染症にかかる可能性はある。

「細菌やバクテリアが歯や歯茎に侵入し、体がこれ以上戦えない状態になるまで悪玉菌が増殖すること感染症が起きる」 と説明するのは、マサチューセッツ州に住む歯科医で、Aspen Dentalを3拠点で経営するメリッサ・トンプソン。「感染症にかかると、痛みや腫れ、歯や歯茎の吹き出物、膿の発生、口内に嫌な味が広がるなどの症状が出る」。一つでも当てはまると思うなら、すぐに歯医者へ行くのがベスト。ハンドシュー医師は 「歯茎感染は、さらにひどい痛みを伴う膿瘍 (のうよう) に繋がることもある」 と注意を促す。「歯科医は感染した歯周辺の歯茎を洗浄し、抗生物質とうがい薬を処方するはず」

 

3.歯に外傷がある

それなら自分ですぐに気付くだろうと思うかもしれないけれど、実は何年も前に起きたことが原因で歯が傷付いている可能性がある。ハンドシュー医師によると 「どこかから落ちて歯を打ったり、交通事故で口やあごが圧迫されたり、歯を傷付けるような食べ物を噛んだりすることでも歯は怪我をする」。

外傷や破折があると、歯の痛みが増して、噛めば過敏に反応する。これによって歯がピクピクと動き、歯の神経末端を刺激する。トンプソン医師によると 「落下して歯を打った経歴をもつ患者や、歯にダメージがある患者に対しては、定期的な検診とX線によって該当する歯を注意深く観察し、感染症にかかっていないこと、歯の内部の神経が死んでいないことを確かめなければならない」。外傷によって歯が死んでしまったことを示すサインには、歯の外側の変色や温度に対する敏感さが挙げられる。「死歯には、一般的に根管治療や歯冠治療が勧められる。その歯を抜く必要があるなら、ブリッジ入れ歯や取り外し可能な部分入れ歯を使うことになるだろう」

 

4.深刻な副鼻腔炎を患っている

アレルギーと風邪が流行る季節には、これは普通じゃないと思うような鼻炎に襲われることがある。「根元が副鼻腔のすぐそばに位置する歯もあるので、副鼻腔炎による圧力で歯が痛むこともある」 とハンドシュー医師。「この場合には、歯の治療ではなく、鼻詰まり用の薬や抗生物質の処方を受けることが必要」

 

5.寝ている間に歯ぎしりしたり、歯を食いしばったりしている

パートナーに指摘されたことがあるかもしれないけれど、この癖は彼をイライラさせるだけではない。ハンドシュー医師によると 「慢性的な歯ぎしりは、歯の破折や喪失に繋がることもある」 という。「だからこそ、歯医者で噛み合わせをチェックしてもらい、当たるのが強すぎたり早すぎたりする歯があるかどうかを調べることが非常に大切」 

噛み合わせのバランスが悪いと、歯や筋肉の痛みといった問題の原因になりかねない。「このような痛みには様々な治療法がある。その一例として、力が特定の歯にかかるのを防ぎ、口腔内に均等に振り分けられるのを助けるナイトガードの使用がある」

 

6.最近、歯を削ったり詰めたりした

この場合、その治療が行われた部分をかみしめると鋭い刺激を感じることがある。トンプソン医師は 「歯を削ってから1~2週間は、冷たい物に敏感になるのが普通。でも、特に硬い物を噛むときに刺激を感じるなら、より均等に噛むための調整が必要かもしれない」 と語る。

この事実に気付くのは恐らく歯医者を出てからになるので、噛み合わせのチェックのために再度予約を入れて、痛みを和らげるための微調整をしてもらおう。「必要に応じて噛み合わせを調節し、温度に過敏なら、そのエリアに局所用フッ化物や除痛ペーストを使うこともある」

 

7.歯にひびが入っている

何か硬い物を噛むことの他にも、落下や交通事故、歯ぎしりや歯の食いしばりなど、歯に亀裂が入る原因は数多く存在する。トンプソン医師いわく 「亀裂がある場合、歯をかみしめたり、物を噛んだり、熱い物や冷たい物を飲んだりした時に歯に痛みが走る」

ひびが入っているのが前歯なら、そのダメージが目に見えるが、奥の方ではそうもいかない。すぐに歯医者でチェックしてもらい、ひびが悪化する前に修復しよう。硬い物を噛むのは今すぐやめること。「歯を食いしばったり歯ぎしりしたりすることが原因の亀裂なら、今後の損傷を防ぐためにオーダーメイドのナイトガードを勧められるはず」

 

結論

歯の痛みの原因には、単純で治療が簡単なものもあれば複雑なものもあるので、常に安全策を取り、歯科医に診てもらうのが一番。ハンドシュー医師は 「放っておけば、歯痛や感染が体中に広がって命を脅かす問題に発展し、さらにひどい感染症を引き起こすこともある」 と警告する。6ヶ月毎に (医師の判断によっては更に頻繁に) 歯の定期検診を受け、より深刻なシナリオを避けよう。「担当の歯科医とオープンに話し合い、生涯健康で痛み知らずの口内環境を作る準備しよう」

 

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

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