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こんなこと、いつも気にせずにやっていない?
ニキビは、英国で最も一般的な肌荒れの状態の1つ。イギリス人のうち、10人に6人が、人生のどこかで苦しんでいる。そしてたとえひどいニキビに悩んでいなくても、あごにポツンとデート前にできてしまう、といったことには身に覚えがあるはず。

毎晩よく顔を洗って、抗菌クリームを塗って最善の努力をしているにもかかわらず、炎症を防ぐのは大変。

残念ながら、ホルモンやストレスによって引き起こされる吹き出物もあるけれど、毎日の習慣がニキビの原因になることも。思い当たることはない?

顔の洗い方が間違っている

クレンジングのしすぎだけでなく、熱過ぎるお湯で顔を洗うことも、肌の天然の油脂を奪ってしまう。角質の落とし過ぎも、皮膚の表面に目に見えない小さな傷ができて、バクテリアが入ってしまうことにつながる。

角質を取るのは2日に1回くらいで、それ以上はやらないように。そして、やる時はサルチル酸のような成分を含む穏やかなものを使うように。こういったものなら、肌へ刺激を与えたり、傷をつけずに、死んだ細胞同士をつないでいるものを壊して、肌のつまりの原因になるのを防いでくれる。

また、洗う時は必ず洗面台で、ぬるま湯で洗うように。顔を洗うのにシャワーは避けて。シャワーでは、水が熱すぎるのと、さらに洗顔後に髪を洗うとシャンプーやコンディショナーの洗い残りで毛穴が詰まってしまう。

洗濯洗剤がよくない

実は洋服にも、肌の敵が隠れているという。洗濯用洗剤の多くは、毛穴を詰まらせる成分や香料を含んでいて、気づかないうちに肌荒れの原因に。

洗った洋服についた、ワックス状の残留物が肌に付着し、身体のニキビを引き起こしてしまう。選ぶときは、酵素と香りのない洗剤を探すように。

顔を触っている

1日にどれくらい自分の顔に触っている?たとえば、ほおづえをついたり、あごを触ったりしていない?そして、1日のうち、その手で他になにを触ったかを思い出して。どれだけの細菌が顔についてしまっているかを想像すれば、顔を触ることが肌荒れの最も一般的な原因であることにも納得するはず。

手には毎日たくさんの皮膚の刺激となるようなものがくっついている。でも、顔を触るのをやめるのは実際はそんなに簡単ではない。

会社についたら石鹸を使ってよく手を洗って。あごを手に乗せる替わりに、イスに深く腰掛けて。そして休み時間と、帰宅後も必ず手を洗うように。

電話をかける

携帯電話に蓄積するバクテリアは、小さすぎて目には見えない。抗菌シートで携帯電話をきれいに拭いていない限り、つねに肌にバクテリアがついてしまう。そして、アクネ菌は、圧力がかかったり、摩擦または皮膚のこすれによって誘発される。

マイクロファイバー布を使用して携帯電話を毎日掃除し、会話をする時はヘッドホンを使ったり、電話をしているときには携帯電話に肌をなるべく押し当てないようにして。

睡眠が足りていない

睡眠不足は、コルチゾールレベルの上昇を引き起こし、皮脂の過剰生成を招き、毛穴を詰まらせてしまう。これが肌荒れの原因に。

まずは、シーツやベッドカバーが清潔なことを確認して。私たちは一晩で3万から4万個の皮膚細胞が落ちる上に、シーツは汚れ、汗、唾液そして尿などがくっついている。

理想的には、4日ごとにシーツを替えて、マイルドな洗剤を使って洗うのがよい。

毎日の通勤

大気汚染は肌の最大の敵の一つ。ほこり、汚れ、空気中のゴミなどが顔についてしまい、毛穴を防いで吹き出物になる。

でも、大気汚染で一番肌に大きな危険をもたらすのは、フリーラジカルを過剰に浴びること。

肌は外からの影響を防ぐ第一線であり、どうしても、外からの影響を一番受けることになる。この結果、細胞がうまく機能しなくなり、肌を守る天然の皮脂が乱れて、肌が赤みや炎症を起こしやすくなる。

外からの汚染を防ぐためには、抗酸化剤が入った乳液を使って、肌のバリアがわりに。

食べる物があわない

もし、食べ物によるニキビに悩んでいるなら、その吹き出物はアレルギー反応の一種。

たとえば、辛い物を食べると、アレルゲンと認識して身体が炎症反応を起こす可能性がある。これが原因で肌のpHバランスが崩れて、アルカリ性に傾いてしまい、ニキビができやすくなる。

乳製品も同様。乳製品に反応する人は一部だが、毎日のラテが合わない人も。牛乳に含まれるエストロゲンとプロゲステロンホルモンが、皮膚細胞を過剰に作ることになり、それが毛穴の皮脂とむすびついて、毛穴を詰まらせてしまう。

身体の免疫の80%以上が腸内に存在するので、腸内のバクテリアをよいバランスに保っておくことが大切。悪玉菌よりも善玉菌が多くなるようにして。ここで、バランスが崩れると、免疫系がそれを検知して、過剰反応を起こし、炎症を引き起こす。ニキビはその炎症状態のこと。

食事日記をつけて、顔の状態と食べた物を記録してみて。それか、栄養士に相談して、除去食を行って、ニキビのトリガーがなにかを知るのも一つの方法。

運動をする

エクササイズがアクネの可能性を減らすのに役立つという理由はたくさんある。たとえば、運動が体内の毒素を取り除き、血液の循環を促進するから、といったものや、肌に酸素を与えることがよいなど。でも、その一方で運動が肌荒れの原因となることも。

アクネ菌は汗で悪化し、さらにリュックサックや、ブラジャーの紐の部分やサイクリングショーツなどとこすれることもよくない。

運動した後はきちんと身体を洗い、残っている汚れや毒素を肌から洗い流して。

肌に合わないスキンケアとメイクをしている

肌荒れはいやな悪循環を引き起こすことも。ニキビができて、化粧で隠そうとする。毛穴につまった化粧をごしごし落とそうとして、肌のバランスが崩れて、さらにニキビができる、というような悪いスパイラルに陥ることも。こんなことにならないためにはどうすればいいのか。

食べ物と同じように、肌は、スキンケアやメイクアップに含まれる特定の成分にアレルギーを起こす可能性がある。もし特定の製品を使用した後に肌が荒れるなら、まず使うのをやめて。カバー力の高くて、長時間つけているようなファンデーションなどが一番トラブルが多いけれど、どんなものでもニキビの原因となりうる。

肌が荒れたらpHバランスを整えるようなマイルドな洗顔を使って、肌がいつもの状態に落ち着くのを待って。それから肌に刺激を与えないような保湿剤を使って。

http://www.womenshealthmag.co.uk/beauty-style/skin/7089/causes-breakouts-spots/

Text:Natalie Lukaitis Translation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images