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1回のワークアウトの中で、筋トレと有酸素運動のどっちを先にやるべき? より効果を出すべく、アメリカ版ウィメンズヘルスがロサンゼルスのジェニファー・バーク「Crunch Gym」 認定トレーナーに話を聞いた。

先に筋トレするのがおすすめ?

「厳密に言えば、どちらが先でもいいけれど、筋トレを先にやった方が全体的に一層効果的なワークアウトになる」
その理由は、体のエネルギーの使い方にある。運動を始めると、体はまず 「無酸素エネルギー」 に手をつける。普段通りの酸素量でかなりテンポよく供給されるエネルギーだけれど、その分供給時間が短い。その後、無酸素エネルギーでは対応できない運動量に達すると、体は 「有酸素エネルギー」 に手をつけるのだけれど、これを使うには通常以上の酸素量が必要になる。

供給スピードの速い無酸素エネルギーをできるだけ効果的に使うのがエクササイズのポイント。そのためには、筋トレを最初にやった方がいい、「筋トレには一般的に、有酸素運動よりもスピーディーなエネルギーの供給が必要。筋トレは、どちらかというと短い時間ハードな上に、動きが細かい。一方の有酸素運動は長めで動きが一定しており、スピーディーなエネルギ―供給を必要としない」。だから筋トレを最初に持ってきた方が、供給スピードの速い無酸素エネルギーをうまく活用できる。

有酸素運動を先に行ってもいいの?

仮に有酸素運動が先になっても大丈夫。ただ、供給スピードの速いエネルギーが有酸素運動中に底をついてしまうので、筋トレ中に気だるさや疲労を感じ、自分を追い込めないこともあるらしい。「筋トレを最初にやった時より、ウエートリフティングやスクワットがいい加減になることもあるだろう。でも、何よりも重要なのは、筋トレと有酸素運動の両方をこなすことなので、筋トレを先にやる気が起きない場合は、有酸素運動から始めればいい。順序にこだわりがない人は、筋トレを先に持ってこよう。同じ時間でより良い成果が得られるはず」

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Annie Daly Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。