嘘のような話? 最新の研究によると信じることでもっとカロリーを燃やせるかも。
食べ物は裏面表記で選ぶべし、というのが最新の説。
コロンビア大学ビジネススクールの心理学者によると、体重を減らしたい場合、食品の表示ラベルが中身と同じくらい大事だそう。
裏面の栄養素の表記を見て、砂糖のカロリーが最も少ない物がダイエットのゴールに近づくコツだと思っていない? でも実は、驚くような研究結果が。
研究者は「ミルクシェイク研究」という名の調査で、カロリーが高い「悪い物」を食べている想像をすると、実は消費カロリーが上がるということを発見。消費されたカロリーは実際の栄養素とは無関係だったそう。つまり、高カロリーだと思うことで、より代謝が上がると言うこと。
でも、悪いニュースは、この反対も真なり、ということ。実は身体はカロリーが低いとされるものを食べると代謝が悪くなるそう。
アリア・クラム医師によると、この実験では代謝を左右する空腹ホルモンのグレリンの値を調べたそう。同じミルクシェイクでも一方を620カロリー、もう一方を140カロリーと書いた場合、「高カロリー」ミルクシェイクを選んだグループの方がグレリンの値が下がるのが3倍も早かったという。
つまり、カロリーの低いものを、炭水化物だと思って食べるのがよさそう。想像するのは簡単なので、まずは騙されたと思って試してみない?
Text:Alice Beverton-Palmer Translation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images