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筋肉のついた引き締まった体になりたいと思って、有酸素運動よりウエイトトレーニングを取り入れがち。有酸素運動をすると脂肪も筋肉も燃えやすい状態になって、せっかく手に入れた体型がダメになると思っている人も多いのでは?

でも、ミッド・スウェーデン大学健康科学部の最新の研究によると、水泳でも、公園を走ることでも、週1回のネットボールのゲームでも好きな有酸素運動をやめる必要はないそう。

有酸素運動は筋肉を燃やしてしまわないの?

実際には、有酸素運動をすると筋肉を燃やすどころか、筋肉は大きくなると研究者は言う。

研究では、25歳から30歳までの10人が5週間のトレーニングプログラムを実施したそう。片脚は45分の自転車こぎと7回の膝のエクステンション、もう一方の脚は膝のエクステンションだけを行った。プログラム終了後、MRIで両脚を調べてみると、有酸素運動を加えた方の足は筋肉量が14パーセントから17パーセント増加したのに対して、筋トレだけの方は8パーセントから9パーセントしか増えなかった。

持久トレーニングをやり過ぎると筋肉は増えない。

カロリーナ大学の研究によると、長時間の持久トレーニングを続けるのはよくないという。でも、30分から40分の有酸素運動を週2、3回なら、運動に見合うようにしっかり食べているなら、筋肉量を実は増やすことができるのだとか。

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有酸素運動とウエイトトレーニングの組み合わせのいいことは?

有酸素運動は筋肉にはりめぐらされている毛細血管の数を最も早く、効果的に増やすことができるもの。

そして、毛細血管の数を増やせば増やすほど、体内で酸素、栄養やホルモンがより効果的に運ばれるようになる。そして、筋肉の働きがよくなり回復も早くなる。つまり、有酸素運動はウエイトトレーニングで傷ついた筋肉を回復させるのにもっともいい方法。

最後に、有酸素運動はインスリン感度をよくすることもわかっている。インスリン感度は体内で炭水化物を効果的に処理したり、使ったりするのを制御するのに関係しているそう。インスリン感度がよくなると、炭水化物やアミノ酸を筋肉の中に多く取り込めるようになるので、筋肉が増加するみたい。

でも、筋肉量を増やしたいからという理由で、公園で走ることやワークアウトをあきらめないで。身体をもっと大きくしたいなら、有酸素運動と筋トレの両方をうまく取り入れてみよう。

※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text:Ross Edgley Translation:Noriko Yanagisawa Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。