「お尻のブツブツは、毛包炎(毛嚢炎)という皮膚疾患のかなりよくある症状です」と話すのは、著書に『The Skincare Bible』を持つ顧問皮膚科専門医のアンジャリ・マフト医師。
「原因は炎症、(細菌・酵母菌・真菌の)感染症、毛包の詰まりで、凸凹した発疹のように見えます」
このブツブツは、毛のあるところならどこにできてもおかしくない。でも、お尻以外の場所であれば、たぶんそれほど気にならない。
お尻と顔の皮膚はかなり似ているけれど、お尻は顔より毛深くて、合成繊維の衣類で隠されているケースが多い。
「アスレジャーの流行に伴って、お尻のブツブツでクリニックを訪れる人が増えてきました」とマフト医師。「ジム用のレギンスを長時間履く人が多いのでしょう。熱、汗、ライクラ素材の遮断性は、どれもブツブツの要因になります」
外出自粛中もホームワークアウトで汗を流すのは健康にいいけれど、汗がレギンスに閉じ込められたり、デスクワークで長時間お尻が圧迫されたりすると、ブツブツができやすくなる。