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歯磨きといえば子どもの頃や学校で教わったまま、今までやってきたという人も多いのでは。でも、ただ磨くだけじゃダメらしい。アメリカ版ウィメンズヘルスが歯科医に聞いたのは、5つの「間違った歯のケア」。知っている人も、知らない人も、あらためて再点検。正しい歯のケアを身につけて、歯の健康と笑顔を守ろう!

1. いろんなメリットが台無し! デンタルフロスを使わない

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「フロスは必ずするべき。多くの人がフロスに対して苦手意識を持っているようだけれど、歯を磨くだけでなくフロスを使用したほうが効果的だという証拠は豊富にある」と話すのは、コロンビア大学の医療センターで歯科の助教授であり、歯科医を務めるジュン・ヘアウッド医師。「歯ブラシとフロスを併用すると、歯肉炎のリスクが減少し、歯茎が赤く腫れ炎症を起こす歯肉炎を軽症に抑えてくれる」

2. 歯と歯肉にダメージ!? 合っていない、硬い歯ブラシを使っている

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たまに、歯を磨いても汚れが落ちてない気がすることはない? でも、硬い歯ブラシでゴシゴシ磨くのは、ちょっと待って。

「歯茎や歯のエナメル質の損傷を避けるため、歯科医は毛先が柔らかい歯ブラシを使うよう勧めている」とヘアウッド医師。「毛先が硬い歯ブラシを使うことと、歯のエナメル質が弱くなり、歯肉退縮=歯の周りの組織がすり減り、歯茎が下がる状態を起こすことについて、多くの研究で関連付けられている」。つまり、硬い歯ブラシは知覚過敏を急ピッチで進行させるリスクがあるそうだ。

3. 正解は45度だと知ってた? 歯の磨き方が間違っている

歯ブラシの硬さよりも気にすべきは、歯の磨き方。正しい歯磨きのポイントは、歯ブラシを45度で歯に当てて前後に細かく動かしながら磨くことだそう。

4. アイテム選びにもひと工夫が必要。フッ素を使っていない

歯のホワイトニングは、ひとまず置いておこう。米国歯科医師会によると、もっと重要なのは歯のエナメル質を強化してくれるフッ素が含まれた歯磨き粉やマウスウオッシュを使用することだそう。ホワイトニングに専念する前に、プラークチェッカー(歯垢染色液)を試してみて。これは、磨き残した歯垢(しこう)を青色に染めて可視化してくれるアイテム。

5. 食後すぐは果たして正解? 間違ったタイミングで歯磨きをしている

歯磨きは朝や夜のルーティンではない。食後に磨くべきだというルールもない。新たな研究では、特に酸性の強い物を食べた直後に歯を磨くと、歯を傷つけてしまう恐れがあるという。これは、食べ物の酸が歯のエナメル質を溶かしてしまうため。食べ物を食べた後に歯磨きをするなら、最低30分は待って!

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Macaela Mackenzie Translation : Yukie Kawabata Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。