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女性でいることは時に困難。脂肪が揺れるようではいけない。セルライトはダメだけど太もも間のギャップは必要。そして腹筋は割れているべき。セレブ的な立場にいたり、インスタグラムを使っていたりすれば、このような異常なスタイル基準から逸脱した瞬間に、“不十分” なあなたを批判するコメントが寄せられることも。大して細くない、もっと引き締めないと、若さが足りない、などなど。

こんな基準は明らかにばかげているし、不可能にもほどがある。だからこそ、自分の体を前向きに捉えるセレブやSNSスターには盛大な拍手を送りたい。ボディバッシングに立ち向かい、悪びれることなく自分本来の姿を見せることで世界中の女性から尊敬と称賛を得てきた女性たちだから。

物語の流れを変える、このような瞬間を目にすることが年々増えてきたのは嬉しいこと。2017年も例外ではなかった。そこで、大きなインスピレーションを与えてくれた7人をご紹介。

ヌードになったセリーヌ・ディオン

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49歳とは思えないセリーヌは、昨年7月に『Vogue』のインスタにヌード写真を投稿して世間を驚かせた。Vogueはコメントで、「彼女は一晩で最低でも2時間のパフォーマンスを週5~6回こなしている。全身で踊り、優雅にお辞儀する彼女が、キャットウォークとカーペットを歩くためだけにデザインされ、手作業で大量のビーズが施されたハンドメイドの衣装を脱ぎ捨てた」 と説明している。彼女の自信はそこから来るに違いない。

25年ぶりに水着を着たブロガーのサラ・サポラ

2017年4月、ブロガーのサラ・サポラが25年ぶりのビキニ姿をインスタに投稿した時は誰もが歓声を上げた。「私にはビキニを着る価値がない、ビキニを着ても落ち着かないという自ら課した制限のせいで躊躇していた」 と語っている。

未修正写真をシェアしたアシュリー・グラハム

モデルのアシュリー・グラハムは、昨年もランウェイとカメラの前で圧倒的な存在感を放った。12月には、イタリア版Vogue用に撮影された写真を未修正のままSNSに投稿。「修正しないとこうなるー@vogueitalia」 というコメントが付いた写真の数々は想像通り素晴らしい。

ショートパンツ批判に対抗したアリエル・ウィンター

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誰かがショートパンツを履けば、ネットは勝手に取り乱す。アメリカの疑似ドキュメンタリー番組『Modern Family』に出演中の女優アリエル・ウィンターが昨年6月のパーティーにショートパンツで出席したところ、無理に “押し込んで” 履いているというコメントが殺到。興奮状態の世間に対し、彼女はツイッターで見事な “不満” をぶちまけて批判の声を止めた。「ショートパンツにタンクトップだからといって、娼婦だというわけではない。私は普通の女で、何かに “押し込んで” 入ろうともしていない。ショートパンツはピッタリで、何事も順調です」

【ツイッターの内容】

ちょっと不満をぶちまけます

ショートパンツを履くという事実が注目を浴び、無理に “押し込んで” 履いているとか、ショートパンツはダメでしょといったコメントが寄せられていることには、かなりムカついている。夏なんだから気にするの止めなさいよ。暑いから最小限の服を着る。人を喜ばせるためにタートルネックを着たりしない。ショートパンツにタンクトップだからといって、娼婦だというわけではない。私は普通の女で、何かに “押し込んで” 入ろうともしていない。ショートパンツはピッタリで、何事も順調です。若い女性たちを放っておいてあげてください。自分たちの人生を楽しんでいるだけなので。こんなくだらないことまで相手にしなきゃいけないなんて、近頃は本当に面倒。人のすることをいちいち批判するのはやめてください!!!!!

ぶちまけ終了!

服のサイズに関するリマインダーを送ったデミ・ロヴァート

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正々堂々と自分の意見を主張し、ファンの元気を奮い起こすことで知られる歌手のデミ。実際に彼女は、自身の摂食障害とメンタルヘルスとの闘いについても打ち明けている。昨年4月、人々が彼女の体をとやかく言い始めた時には、シンプルなツイートで批判を一掃。「私の体に対する世論について。私には体重計の数字やジーパンのサイズ以上の価値があります。以上!」

女性差別反対運動に向けてヌードになったアーティストのマギー・ウエスト

女性らしさや女性であるということに数々の定義があることを称え、アーティストのマギー・ウエストは、ニューハーフ、有色人種、プラスサイズといった様々な立場の女性を映し出した素晴らしいヌード写真を撮影した。「女性らしさを表現し、性的暴力に反対する女性の自由に敬意を表している」 というこの写真は、アンバー・ローズ (アメリカ人モデル) 主催のスラットウォークイベント (女性差別反対運動) に向けたアートとしてロサンゼルスで展示された。

アンチな声に反撃をくらわせた自己愛作家のアリソン・キミー

体重を理由に彼女を “危険な母親” 呼ばわりする厚かましい人々に対し、インスタのビフォーアフター写真で反撃したアリソン。少し体が軽かった2017年前半の写真と今の写真を投稿し、前者の自分はお酒を飲み、タバコを吸い、体重計の数字に取りつかれていたことを告白。今日の彼女は当時より幸せで、たまたま体が重いだけ。娘を持つママたちに彼女が伝えたいのは、「人生には見た目よりも大切なことがあることを教え、何かのせいで、特に他人の意見のせいで尻込みする必要がないことを示す最初の手本になって」 ということ。

Text: Jessica Migala Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images, instagram of @voguemagazine, sarahsapora, theashleygraham, maggiewest, allisonkimmey, Twitter of @Ariel Winter, Demi Lovato