アレルギーの発症率が下がる? 爪をかむことによる意外なメリットとは

12 March 2019

アレルギーの発症率が下がる? 爪をかむことによる意外なメリットとは

爪をかむ癖がある人は、長い間、必死に直そうとしてきたはず。でも、新たな研究によって、この癖が実はアレルギー発症率を下げることが判明したそう。この意外な結果をアメリカ版ウィメンズヘルスからご紹介。

小児科学専門誌『Pediatrics』に掲載された同研究結果によると、爪をかんだり親指を吸ったりする子供は、後になってアレルギーを発症する確率が低いという。

この研究では科学者たちが、1970年代前半にニュージーランドで生まれた1千人以上の子供たちを成人になるまで追跡し、アレルギー検査を行った。
その結果、幼少期から爪をかむ、あるいは親指を吸う癖があった人は、家ダニ、雑草、猫、犬、馬、空中菌類などに対するアレルギーを発症しにくいことが分かったそう。しかも、爪をかむうえに親指も吸っていた子供たちは人一倍アレルギーを発症しにくいという。

研究チームは、被験者が13歳と32歳になった時点でプリックテスト(針で皮膚にアレルゲンを入れて反応を見るもの)を実施。子供の頃に爪をかんだり親指を吸ったりする癖があったかどうかも考慮に入れた(30%の被験者に少なくともどちらかの癖があった)。

13歳を対象としたプリックテストでは、全被験者の45%と、口唇期固着(乳離れが早すぎて口への刺激が不足すること)を経験した被験者の40%に何らかのアレルギー反応が見られた。でも、爪をかんだり親指を吸ったりしていた被験者がアレルギー反応を示す確率は、わずか30%にとどまった。この確率は、被験者が成人になっても、ペットと一緒に育っても、普段から家ダニにさらされていても変わらなかった。

研究チームいわく、これには早い段階で汚れや細菌に触れることが関係している。基本的に、小さい頃から細菌を体内に取り込んでいると細菌に対する免疫ができ、後になって細菌に接触してもアレルギー反応を見せる確率が低くなるという。

科学者たちには、このような癖をつけるよう子供たちを促すつもりはないけれど、爪をかんだり親指を吸ったりすることにメリットがあるのは確か。

 
※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Korin Miller Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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