トライアスリートの憧れ、アイアンマンレースに必要なトレーニングとは?

23 March 2019

トライアスリートの憧れ、アイアンマンレースに必要なトレーニングとは?

アイアンマンレースとはスイム3.8km、バイク180km、ラン42.195kmを泳ぎ、走る超長距離のトライアスロンのレースのこと。そんな過酷なレースに挑戦する女性たちは、日頃からどんなトレーニングをしているのか、昨年のアイアンマン世界選手権大会への出場権を手に入れたというイギリスのスポーツウーマン、ベックス・レミントンに教えてもらった。

「初めてのアイアンマンレースに申し込むまで、ろくに走ったこともなかった」と話す彼女が、世界選手権の切符を手に入れるまでの努力とは?


ベックス・レミントンのトレーニングスケジュール


月曜日:リカバリー

「私の1週間はリカバリーで始まる。メンテナンス用の一般的なマッサージを受けているけれど、気になる部位があったり、何かがおかしいと感じたりするときは、それが問題になる前に対処する。月曜日には作り置きもして、アイアンマンレースのトレーニング中は、体に必要な食事を1週間分用意しておくことがポイント。私の場合、キヌアとエナジーバーをたくさん食べて乗り切っている」


火曜日:ダブルワークアウト

「通勤途中に地元のプールで1時間泳ぎ、夜は1.5時間ランニングするか、ターボバイクでツーリングに出る。どの種目にもスピードが求められるのは確かだけれど、本番ではペースを自在に操る必要があるので、それをトレーニングに反映させてテンポを変えるのが好き。以前は屋内のトレーニングに少し退屈していた。でも、『The Zwift Academy』のトライアスロンチームに加わり、インタラクティブなZwift(ズイフト)を使うようになってからは、インドアトレーニングがかなり楽しくなった。アイアンマンに向けたトレーニングの大部分は、自分ひとりで行っているけれど、Zwiftを使えば、他のアスリートとオンラインでつながり、交流することができる」


水曜日:ダブルワークアウト

「水曜日も朝は6時半から泳いで、夜は長距離ランに出る。スピードアップの練習やインターバルトレーニングには、コントロールがしやすいからジムのトレッドミルを使うことが多い。でも、一定ペースの長距離トレーニングには、地元の屋外トラックやトレイルを使う。ランカシャー州のペンドルヒルなどがお気に入り。本番の天候は選べないから、アウトドアトレーニングで外の環境に慣れておくことが重要」


木曜日:屋外水泳

「木曜日はパターンを変えて、出勤前にサイクリングかランニングをして夜に泳ぐ。ウエットスーツを着て集団の中で泳ぐことに慣れるために、冬は室内、夏は屋外でトレーニングする水泳チームに所属している。これもまた、他の人とトレーニングするチャンス。みんなが私を追い込んでくれるから、自分の限界に挑んでいる」


金曜日:水泳+ジム

「朝は水泳、仕事の後はジムでモビリティトレーニングに徹する。体幹が鍛えられるし、週末のハードなトレーニングに向けたストレッチにもなる。目を閉じた状態で片脚立ちをしたり、高いバーをまたいだりする固有受容感覚トレーニングにも時間をかけると、結果が大きく変わるし、けがも防ぎやすくなる。あなたも自分の固有受容感覚をチェックしてみて。けがをするかしないかが、それで決まることもあるくらいよ」


週末

「週末は長時間外で過ごす。土曜日は2~2.5時間の長距離ラン、日曜日はトライアスロンを再現したブリックトレーニング。異なる種目を次から次へとこなし、毎回時間短縮を狙うのよ。アイアンマンレースへの出場を決める前から何年もサイクリングをしていた私は、腕が本当に弱かった。体も決まりきった動きに慣れてしまっていたけれど、トライアスロンに向けたクロストレーニングのおかげで、体をバランスよく鍛え、あらゆる筋肉群を多方向に使えるようになってきた」

  

※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Emma Pritchard Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Imags

RECOMMENDED ウィメンズヘルスのおすすめ