クロスフィット、ローイング、オレンジセオリーはどれも今注目されているダイエット方法。でも、流行っていることと、自分に合っていることはまた別の話。それぞれの個人の性格に合ったエクササイズを見つけることこそが、運動をライフスタイルの一部にするカギかもしれない。
ハリスインタラクティブの調査によると、世の中の実に3分の2の人がシェイプアップしようと決意をするけれど、その半数の人は6週間以内にあきらめてしまうそう。
「なにが自分にとってモチベーションとなるのか、自分が楽しめるのはなにか、そして自分の性格が日々のルーティンにどんな影響を与えるのかを知ることは、行動習慣を定着させてルーティンを守る助けをしてくれるはず」と、米国運動協議会(ACE)の健康とフィットネス教育のシニアアドバイザーのジェシカ・マシューズは話す。マシューズはパーソナルトレーナーでもあり、ACEのヘルスコーチも務めている。
では、自分にはなにが合っているのか? マシューズによる性格別のおすすめはこちら。
飽きっぽいなら、いろいろなものを取り入れて
楽しいものが好きなら、空中ヨガなどの、目新しくて面白いグループクラスが良いかもしれない。そして、その次の日はまた別のクラスに出てみて。色々なフィットネスクラブのクラスに参加できるようなサービスなら、変化を楽しむ人にもってこい。
まじめなら、レースに申し込んで
ゴールを設定して達成するのが好きなら、競争がキーワード。これは仲間との競争でもいいし、自分自身との競争でも良い。結果を追いかけるのが楽しい人、イベントに申し込んでそれをモチベーションとして活用してみて。10kmのランニングでもハーフマラソンでも、フルマラソンでも良い。障害物競走やリレーマラソンも良いかもしれない。このタイプの人はリーダーシップを発揮するのが得意なので、グループでのトレーニングなどを仕切っているはず。
分析が好きなら、トレーナーをつけて
まじめな人にとって、情報を得ることは楽しみの一つ。このタイプの人は、なにか決断をするにあたってできるだけ詳しいことを知りたいと思う。そんな人はトレーナーをつけて、トレーニングの裏にある科学を教えてもらうと良い。そうすれば、ケトルベルトレーニングに加えて長距離ランニングもやったほうがよい理由が分かる。
考えすぎるなら、クロスフィットを
このタイプの人には高エネルギー、高強度のエクササイズがおすすめ。運動が毎日の中での気晴らしになり、精神面でも雑音を消してくれるものがいいのでクロスフィットはぴったり。クロスフィットならかなりハードに動きながら、ジムでのレッスンのように体系立てて運動することができる。
内向的なら、一人でやれるものを
人数が多いレッスンだと落ち着かないというならそれは問題ない。家でできるワークアウトやオンラインの動画や、ジムで好きな有酸素運動マシンなどをやってみて。内向的な性格の多くは、合理的でリサーチ志向の考え方から来ている。そんな人は、一人でやりたいけれど、本当に意味のあるものをやりたいと思うはず。短時間で効果のあるエクササイズもおすすめ。
外交的なら、グループレッスンを
自分でも「人好き」だと思うのなら、人と一緒にやるのがよい。グループレッスンの周囲のサポートや仲間意識でやる気になるはず。たとえば、動きのあるズンバ、リストラティブヨガなど。同じような考えの人と一緒いて、周りからの励ましがあることは習慣を続ける大きな助けになってくれる。
※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
Text:Jessica Migala Translation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images