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カフェイン好きのあなたは、コーヒーを飲むのに不適切な時間なんてないと思っているかもしれない。でも、新たな研究が、毎日のコーヒーから最大限の効果を引き出すのに適した時間があることを発見したそう。この内容をオーストラリア版ウィメンズヘルスからご紹介。

米軍の研究チームは、カフェインを消費するべきタイミングをユーザー別に算出するアルゴリズムを生み出したらしい。LiveScience誌が報じるところによると、この算法を使えば最小限のコーヒーで最大限の注意力が発揮できるという。

同研究では、このアルゴリズムによって、普段以上のコーヒーを飲まずとも人々の注意力が最大64パーセント改善することが判明。その一方で、適切なスケジュールで飲めば、コーヒーの摂取量を最大65パーセント減らしながらも最大限の注意力を発揮できることも分かったそう。

研究チームは、このアルゴリズムを既存のコンピュータモデルに組み込み、睡眠不足、スケジュール、カフェインが異なる時間帯の注意力にもたらす影響を予測して、上記の結論を導き出した。

この研究文献の上席著者であるジャック・ライフマンは、「我々は相互に連携する複数のアルゴリズムを開発した。このアルゴリズムは、望ましい時間帯と持続時間で最高のパフォーマンスを発揮するには、その個人がどのタイミングで、どれだけのカフェインを摂取するべきかを特定してくれる」 とLiveScience誌に語った。彼は、米メリーランド州のフォートデトリック米軍医療研究資材コマンドで、国防省バイオテクノロジー高性能コンピューティングソフトウェアアプリケーション開発機関ディレクターを務める。

睡眠研究ジャーナルに掲載された今回の研究結果は、軍従事者の注意力を高めるために使用されると同時に、インターネットを通じて一般にも提供される。

ライフマンのチームは、このアルゴリズムを既存のオンラインツール「2B-Alert」に組み込む予定。現在の「2B-Alert」は、個人のカフェイン摂取量と睡眠時間に基づいて注意力を予測するサービス。LiveScience誌によると、研究チームは年内にもアルゴリズムを「2B-Alert」に搭載し、コーヒーを飲むのにベストなタイミングを各ユーザーが割り出せるようにしたいと考えている。

LiveScience誌に対してライフマンは、このアルゴリズムでコーヒーを飲むのに最適な時間帯を特定すれば、学生が 「試験中に出来るだけ注意深くいられる」 と実際の使用例を挙げたみたい。

このアルゴリズムが一般公開されるまでは、別の方法で注意力を高めよう。例えばエクササイズ。2011年の研究では、1週間で150分の運動をする人は睡眠の質が高く、日中に意識がもうろうとすることも少ないことが明らかになった。適切なスナックを摂ることでも活力が向上するそう。

※この記事は当初、アメリカ版メンズヘルスに掲載されました。

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Melissa MatthewsTranslation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。