Punching bag, Boxing, Arm, Boxing glove, Shoulder, Kickboxing, Punch, Muscle, Photography, Room, pinterest

フィットネストラッカーやランニングウォッチといった数々のフィットネステクノロジーが増える中で、どうすれば正確にワークアウトの効果が測れるの?

ボディパンプクラスの開始から10分で既に大量の汗が流れていれば、十分にきついワークアウトをこなしたんだと思う人も多いはず。

でも、フィットネスコーチングサービス『Energized Performance』設立者でパーソナルトレーナーのキム・イングレビーによれば、汗さえ流れれば十分だと思ってワークアウトを切り上げているなら考え直した方が良さそう。

「人によって汗をかく速度は異なる。服装、気温、湿度、ホルモン、そして健康状態といった多くの要素が絡んでいる」

全身ポリエステルに包まれてエアコンのないジムにいれば、汗だくになる確率は高い。

そこでイングレビーは、汗の粒を数える代わりに、ボウグスケールと呼ばれる自覚的運動強度指数を使うよう勧めている。これは運動時のつらさ (筋肉疲労や呼吸数など) が、 “非常に楽” で始まり “非常にきつい” で終わるスケールのどこに当てはまるかを自分の感覚で評価するものだとか。

カロリー消費に一番のエクササイズ

脂肪の種類によって、ワークアウトへの反応の仕方が異なることも覚えておかなければならない。

汗が疲労度合いを測る一番の指標になるとは限らない。でも、カロリーを消費するのにベストなエクササイズをすれば、やっぱり汗をかくことになりそう。

スポーツ医学と体の健康を扱う専門誌が発表した最近の研究の結果、お腹周りの不健康な脂肪として知られる内臓脂肪を取り除くには、あるワークアウトが特に効果的であることが分かったんだそう。知りたい? 脂肪を燃やしたいなら、ペースが一定の有酸素運動の代わりにHIITを行おう。短時間で高強度のHIITなら、最大限まで自分を追い込み、カロリーを消費できる可能性が高い。

覚えておこう

汗の出るワークアウトが必ずしもいいワークアウトとは限らない。でも、心拍数、呼吸数、筋肉疲労の度合いと合わせて汗の量を測るのは、かなり有効な目安。

汗はかいているけど、まだ走れるし会話も普通にできるなら、脂肪が燃えていない可能性が高い。疲れすぎてこれ以上こなせないなら、きっと脂肪が燃えている。

その場合には、汗が出ていなくても心配ない。

※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Roisin Dervish-O'Kane and Ally Head Translation: Ai Igamoto Photo;Getty Images

Headshot of Nana Fukasawa
Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。