日本でも低刺激リップクリームとして愛用されているワセリンは、実は長い歴史を持つ保湿剤の一つ。1872年にドイツで生まれたワセリンは口唇の乾燥のみならず、軽い切り傷、やけど、かすり傷を治すなど、さまざまな用途で使われてきた優れもの。関係者によれば、その使い道はなんと101通りもあるそうだけれど、中でも今すぐワセリンを手に入れたくなる22の裏技を、イギリス版ウィメンズヘルスがピックアップ。
1. マラソン前にひと塗り! 靴擦れを防ぐ
かかとにワセリンを塗ってから靴下を履くと、走ったときの摩擦が減るそう。これならハーフマラソンで大きな水ぶくれに泣くこともなくなるかも。
2. 香水を吹きかける前に塗るだけ。フレグランスを長持ちさせる
手首にワセリンを塗ってから香水やフレグランスを吹きかければ、香りが長持ちするのだとか。これはワセリンに閉塞性があり、水分や液体を閉じ込めるから。
3. 自家製スクラブの出来上がり。口唇の角質を取る
砂糖を加えたワセリンで口唇を軽くマッサージし、残ったワセリンをタオルなどで拭き取れば、乾燥で割れた口唇もスベスベに。
4. 塩を混ぜれば、ボディースクラブに変身
シーソルトと混ぜれば、自家製のスクラブに。使い心地がすごくいいので、シャワーを浴びるのが楽しみになりそう。
5. シャンプー前にちょこっと塗るだけ。ツヤめく髪が手に入る
1円玉よりやや少なめの量のワセリンを頭皮にもみ込んでからシャンプーすると、髪にツヤを与えてくれるみたい。
6. 飽きっぽい性格にはもってこい。自分だけのアイシャドウが作れる
パウダーアイシャドウにワセリンを少しだけ混ぜれば、今までにない色味や濃厚な質感が楽しめる。
7. 半端な数が残っているときに。つけまつ毛を取る
ワセリンを塗るとのりの粘着性が弱まるので、つけまつ毛がするっと取り外せるとか。ワセリンは地まつ毛の成長も促してくれるそう。
8. 高級な靴磨きは買う必要なし。靴だってピカピカに
革を柔らかくしてツヤを出す商品はいくつもあるけれど、ワセリンなら低価格で同じ仕事をしてくれる。
9. ファッションウィークの定番!? ハイライトになる
これは、ファッションウィークの楽屋で何十年も使われているワザ。ワセリンの質感が肌にちょうどいいツヤを与え、光が肌に当たるたびに艶めく肌が手に入るそう。
10. もうがっかりしない。マニキュアのふたの内側が固まらない
歯を使ってマニキュアのふたを開けたことはない? あらかじめマニキュアの瓶の口の内側にワセリンを塗ってからふたをすれば、固まることはないみたい。
11. 落ちないアイメイクもするする落としてくれる
落ちないアイライナーやマスカラも、この軟こうには勝てない。ワセリンの閉塞性がマスカラやアイライナーの付着材を分解するので、アイメイクをやさしく、かつ効率よく落とすのにひと役買ってくれるそう。
12. どうせもう伸びない……と諦めないで。まつげの成長をサポート
ワセリンを塗ると眉毛が伸びると言う人は多い。今のところ科学的検証はされていないけれど、潤った健康な肌が毛の成長を助けるのは事実のよう。試してみても損はなさそう。
13. まばらな日焼けでは決まらない。プロ並みにきれいなフェイク・タンが手に入る
フェイク・タンには災難が付き物。足首、ひじ、膝、手首といった色が付きにくい部位には、ワセリンを塗ってからセルフタンニングローションを塗ってあげよう。ワセリンが乾きやすい部位を保護して、まだらに色が付くのを防ぎ、肌に自然な輝きを与えてくれるとか。
14. スタイリング剤をわざわざ買わなくてよし。ポニーテールがキレイに決まる
小ぎれいなヘアスタイルを試してみたいけれど、そのためだけにスタイリング剤を買うのはちょっと……そんなときはワセリンを使えば、スタイリング剤と同等の効果を安価で得られる。ワセリンを塗った髪を後ろへとかし、ヘアゴムで結べば、キム・カーダシアンも嫉妬するポニーテールの出来上がり。
15. なかなか伝えづらいあの事態。口紅が歯につかなくなる
ワセリンを歯に塗ってから口紅を塗ると、歯に口紅が付かないそう。重要なプレゼン中に口が渇くのも防げるので、一度で2度おいしい。
16. 一度くっつくとなかなか取れないから。髪を染めたとき、塗料が肌につかなくなる
自宅で髪を染めると、おでこや首が染料だらけ。でも髪の生え際にワセリンを塗っておけば、フェイク・タンと同じく皮膚を保護してくれるので、不格好な跡が残ることもないそう。
17. 茶色くなって、捨ててない? カミソリのサビを防ぐ
浴室で茶色くなりがちなカミソリの刃も、ワセリンを薄く塗っておけば長持ち。刃で指を切ってしまわないように、慎重に行おう。
18. 若々しさを持続。目尻の小じわを目立たなくする
目の周りにワセリンを塗ってからベッドに入れば、皮膚が柔らかくなって小じわが目立たなくなるとか。目尻の小じわが気になる人にはうれしい裏技。
19. 甘めがお好みなら。チョコレート風味のリップクリームが作れる
チョコレート飲料か溶かしたチョコレートをワセリンと混ぜ合わせれば、チョコレート風味のリップクリームに。
20. 「いじる」じゃなくて「塗る」。鼻の痛みを防ぐ
鼻の中が荒れて赤くなったときは、鼻孔の周りに少量のワセリンを軽く塗っておこう。そうすると皮膚が保護され、痛みが広がりにくいみたい。
21. 眉毛につけるだけ。シャンプーが目に入るのを防ぐ
目にシャンプーの液が入り込んで、赤ちゃんが「おぎゃー」と泣くのはママの“あるある”。これを防ぐためには、眉毛にワセリンをたっぷり塗っておくこと。液が目に入らなくなるそう。
22. メイクアップアーティストの愛用テク。眉毛のスタイリング剤に
メイクアップアーティストは、眉毛のスタイリングにワセリンを愛用。方法は、ワセリンを付けたスクリューブラシで眉毛を整えるだけ。
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※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
Text: Lydia House and Natalie Lukaitis Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images