忙しい年末年始に削られがちな睡眠時間。そんなとき、どんどん存在感が増していくのが目元のクマ。すぐにでもこの黒ずんだ目元をどうにかしたい……そこでイギリス版ウィメンズヘルスが提案するのは、パッと明るい目元を手に入れるための対策法。まずは意外と知られていない、目の下のクマと目袋のふくらみの違いから見てみよう。
目のクマ
皮膚が薄い、目の下の毛細血管が著しく透けて見え、黒ずんだ状態になること。
目袋のふくらみ
目袋とは脂肪と水分を蓄えられる部位。睡眠不足や疲れから目の下のふくらみが悪化することも考えられる。
クマの原因として考えられるのは……
・老化が進んでいる
・睡眠不足
・アレルギーを持っている
・日焼けによる肌へのダメージ
・遺伝の問題
・骨の構造上の問題
・皮膚が薄くなっている
目袋の原因として考えられるのは……
・塩分の摂りすぎ
・飲酒
・睡眠不足
・アレルギーを持っている
・遺伝の問題
・老化が進んでいる
この二つは、対処法が少しずつ異なるよう。タイプ別の対処法でケアしてみて。
スキンケアとメイクでクマを撃退するには?
夜は何があっても睡眠時間を確保する
睡眠時間を削ると肌から水分が奪われやすくなり、皮膚が薄くなるため、目の下が青黒くなりやすいそう。
冷たいタオルを目の下に当ててみる
目の下に冷たいタオルを数分当てておくと血流が良くなり、膨張した血管がいくらか収縮するそう。目の下のふくらみに悩んでいる人にもおすすめの対処法。
塗らないのは損。毎日、日焼け止め対策をする
紫外線は私たちの肌色に大きく影響を及ぼす要素。紫外線の刺激を受けると皮膚の層は衰弱してしまい、結果として肌が薄くなり、クマができやすい肌質になってしまう。目の周りの肌を保護するためにも、日焼け止めを塗ることを忘れないように。
アイマスクの力を借りてみる
目の下に適したレチノイド入りのローションマスクなどを使用すると、コラーゲンの生成を助けてくれ、肌質も強化される。
触らない、いじらない! 目元に触れるときはやさしくタッチ
とても繊細な目の周りは引っ張ったり、こすったりしないのが賢明。これらの行為は皮膚をもっと薄くしてしまうそう。
大切なのはKとEとC。肌を健康にしてくれるビタミンをしっかり摂取
誰もが触りたくなる肌作りには、ビタミンの摂取が欠かせないのはご存じのはず。
目のクマを取るためには、血流アップと鉄分の補給に効くビタミンKがおすすめ。ビタミンKは緑野菜に豊富なので意識的に摂取して。また、アイクリーム選びの際に特に注目したいのは、老化に深く関わる活性要素、フリーラジカル撃退に有効なビタミンEとC。
とりあえずはコンシーラーで隠しておく
クマを瞬時に隠すためのベストアイテムといえばこれ。特に肌色補正できるものは重宝できる。ただし、重ための質感のものや、ラメが入っているものはクマを目立たせてしまうので避けた方が◎。
目の下のたるみ、ふくらみの緊急対処法
腫れの度合いによっても解消法は異なるようだけれど、ふくらみ具合を問わず、腫れを少しでもやわらげるための6つのステップは以下の通り。
1. 寝ている間に目の下に水分がたまらないように、寝るときは頭を高くする
2. 冷えたタオルを目の下に当て、膨張した血管を収縮させる
3. 水分がたまるのを防ぐため、軽く目の周りをマッサージする。
※このとき内側から外側へとマッサージをするのがポイント
4. スキンケアを怠らないことで、コラーゲンの生成を促し、腫れを抑える
5. カフェインが含まれるアイクリームを使用することで一時的に腫れを抑える
※過度に使用しないこと
6. 手術で目袋のふくらみを取る
※これはあくまでも最終手段。あまりにもふくらみがひどいなら一つの選択肢としてとらえて。
*記事に紹介されている対策法には個人差があります。
※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
Text: Lydia House Translation: Yukie Kawabata Photo: Getty Images