ニキビにもシワにも悩まされない!? ツヤ肌を叶えてくれるのは「水分補給」って本当?

11 October 2018

ニキビにもシワにも悩まされない!? ツヤ肌を叶えてくれるのは「水分補給」って本当?

秋冬は乾燥の季節。だからこそお風呂上がりのみならず、日中を通しての保湿はマスト。でも、それ以上に多くのセレブが肌の潤いを保つために推しているのは、水を飲むこと。何せ、肌の64%は「水」でできているのだそう。ところがその割には、水そのものを使ったスキンケア法がまだまだ少ないのも事実。

そこでアメリカ版ウィメンズヘルスが医師たちに問いかけたのは、「水をたっぷり飲むことで本当に肌の調子は良くなるの?」という質問。気になるその答えは?


肌密度がアップ、血行にも変化が! ところが科学は、「水分補給」を「肌の潤い」とは結びつけず?

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そもそも製薬会社が「水」をスキンケア法の一つとして大々的に推せないのは、水の特許を取得し、販売することができないからと、マウントシナイ病院で皮膚科学の助教授を務めるレイチェル・ナザリアン医師。

そんな中、見つかったのは「長期で水を飲むことが肌にいい」とつづるとある研究。2007年に化粧品科学に関する研究誌『International Journal of Cosmetic Science』に公開された研究によると、毎日2.25リットルの水を4週間ほど飲み続けた被験者たちは肌密度がアップし、肌の厚みが増したそう。そう書かれてはいるものの、明確に「肌に潤いが出た」とは記されていなかった。

その他にも水を500ミリリットル飲むことで、皮膚への血流量が増えたことが米・ミズーリ大学コロンビア校の研究より明らかになっている。ところが、こちらも「肌に潤いが出た」とつづることは控えていたのだとか。


ニキビ肌も変わる!? 老化のサインも隠し、肌をとことんふっくらさせる水のうれしい働き

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一方でレイチェル医師はこう語っている。「肌を健康に保つ上で、水は大きな役割を果たします。水分が足りていない肌はくすみやすいですし、シワや毛穴も目立ちやすくなります」

どうやらしっかりと水分補給ができていると肌がふっくらするため、シワや毛穴が目立たなくなるみたい。

また、米・シカゴ大学の形成外科学部の臨床教授で、美容外科「The Few Institute」ディレクターのジュリアス・フュー医師によると、皮膚のコラーゲンがしっかりと機能するためにも水分は欠かせないのだとか。さらに、潤いとハリのあるふっくらした肌は、カサつきからひび割れるリスクも少ないため、炎症や吹き出物の原因となる外部粒子が入りにくいという、うれしい点も。

「患者の中には、水分が足りずにニキビに悩まされるという人もいます」とレイチェル医師。「食生活をちょっと変えるだけでも肌が作り出す皮脂に影響が出るため、ニキビができやすい肌質に変わってしまいます。それと同様に、水分が不足していると皮脂腺にも影響が見られるのもしれません」

さらに水分補給をすると皮脂が多く分泌されることを防げるため、ニキビもできにくくなるとか。「皮膚表面の “水と脂のバランス” が極めて重要です。水分量に対して皮脂量が多過ぎると、毛穴が詰まってニキビや吹き出物ができてしまうからです」とジュリアス医師。

でも、いくらしっかり水を飲んだとしても、シワをはじめとする老化のサインを“消せる”わけではないと心に留めておいて。

「確かに臨床的な視点から語れば、肌が潤ってふっくらとしていれば、老化のサインも“目立たなくなる”と言えます。でも、顕微鏡を通して見れば、シワはやはりしっかりと現れます」とレイチェル医師。「水分補給をすることで老化のサインを抑えることはできますが、少しでも怠れば老化の嫌な特徴も再び姿を現します」

だからこそ大事なのは、定期的に水を飲むことを習慣付けること、とレイチェル医師。理想は、大体350ミリリットルの水を1日に8〜10回ほど飲むこと。体が1時間で吸収できる水分量には限りがあるそうなので、一気に飲むのではなくて、何回かに分けて飲むのがお勧め。そうしないと腸や腎臓を通り越して、体を巡るどころか肌にうれしい効果を生み出す前に、トイレで排出されてしまうとか。ちなみに、市販の水でも水道水でも効果は一緒のよう。


水を飲むだけでは理想のツヤ肌は手に入らない? 潤いは内と外から「ダブル」で与えるのが鉄則!

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水分をしっかり取っていれば体の内側から潤いが保てるはず……と外側からの保湿をおろそかにするのはどうやらNG。ジュリアス医師によると、どれだけ水を飲んでいたとしても、過度なクレンジングなどで乾いてしまった皮膚の表面までは潤いが届かない可能性もあるとか。「弾むような健康的で美しい肌作りには、内側からも外側からも保湿してあげるのが鉄則です」

 

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: K. Aleisha Fetters Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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