①バスタオルを最初に入れる
「縦型洗濯機は、底に回転盤(パルセーター)という部分があり、一番洗浄力が高い部分なんです。ですから、バスタオルの汚れが気になるときは、一番はじめに洗濯機の中に入れてください。たたんで入れるより、上の写真のように広げて入れるとより洗浄力があがります。洗濯物は詰め込みすぎずに、洗濯機の7~8割程度しか入れないようにしましょう。縦型洗濯機の場合は、上部を5㎝くらいあけて。ドラム式洗濯機なら、奥の円の上がちょっと見えるくらいにしましょう」
ちなみに縦型もドラム式も、どちらでも洗浄力は変わらないそう。残り湯を使って洗濯する場合は、すすぎには残り湯を使わないことがポイント!
②洗濯槽を清潔に保つ
「洗濯槽をキレイに保つには、定期的なお手入れと日ごろのお手入れが大切です。定期的なお手入れは、2~3カ月に1回、洗濯槽クリーナーを使ってケアすること。日ごろのお手入れは、糸くずフィルターを歯ブラシなどでお掃除したり、ドラム式洗濯機の場合は乾燥フィルターをこまめに掃除することです。あと、意外と忘れがちなのが、洗剤の投入口。柔軟剤などが固まって、こびりついている場合がありますので、こちらもこまめに掃除しましょう!」
③ニオイがとれないバスタオルはつけ置き洗いをする
「桶または洗濯機に、40℃以下のぬるま湯を入れて、バスタオルを入れ、洗剤を洗濯1回分入れます。次に、液体酸素系漂白剤を洗濯1回分入れて、30分~2時間くらいつけて置きます。時間が経ったら、桶ならばその水ごと洗濯機に入れて、通常のお洗濯をしてください。ほかの衣類も足しても大丈夫です。つけ置き洗いをすることで、ニオイはグンと抑えられますよ!」
毎日使うものだから、バスタオルは清潔に保ちたいもの。ニオイが気になっていた! という人は特に、洗濯の方法や干し方、洗濯機のケアを見直してみて。次回は、ブラジャーの汚れや洗濯の仕方についてご紹介する予定なので、お楽しみに。
お話を伺ったのは……
株式会社ライオン
お洗濯マイスター
大貫 和泉さん
消費生活アドバイザー・繊維製品品質管理士・健康予防管理専門士。洗濯用洗剤などの製品開発・調査に約20年携わってきた、洗濯のプロ。2児の母としての経験と研究活動を融合させ、女性目線で日々のお洗濯に役立つ情報を伝えている。毎日必ず洗って! 意外と汚れているブラジャーのケア方法