Hair, Shoulder, Skin, Beauty, Neck, Blond, Eye, Joint, Hand, Outerwear, pinterest

健康な人の肌が不健康になるとき。
ジム。それは頑張った分だけ汗をかくのが良いことだとされる場所。発汗には体温を調節したり毒素を排出したりする大切な身体的機能があるとはいえ、これがいつも肌に良いとは限らない。その内容をUK版「ウィメンズヘルス」からご紹介。

「運動による肌の炎症の一番の原因は、ジムの後に顔や体を洗わないこと」 だと言うのは、英国ウッドフォード・メディカルの美容皮膚科医マーヴィン・パッターソン博士。「汗をかくとリフレッシュできるから汗は清潔だと思っている人が多いけど、実際はそうじゃない」

ほとんどのフィットネス依存者は、ワークアウト後に急いでいたり (別名: ランチタイムワークアウトの狂乱)、深夜のクラスを終えてあとは帰るだけだったりするとシャワーを浴びないことが研究によって分かっている。「でも、これでは文字通り細菌の上に座って、細菌が3倍に繁殖するのに最適な環境を作り出すことになる」。あまりの気持ち悪さに行動を起こす気になったなら、このプランを参考に。

ワークアウト前

難しいことだけど、ワークアウト前のメイクを諦めることができれば理想的。そうしないとメイクと汗による細菌が毛穴に詰まり、炎症や染みを引き起こす。Eucerinのダーモ・ピュリファイヤー・クレンザーなどの抗菌効果のクレンザーを使ってワークアウトの前に洗顔し、出来るだけ細菌が顔に付着しないよう心掛けて。

ワークアウト中

自宅でジリアン・マイケルの30日ダイエットプランに取り組んでいるときも、スピンクラスでペダルをガンガン回しているときも、知らぬ間に何千もの細菌が顔に付着している可能性がある。パッターソン博士によると、「毎分顔を触っていることにほとんど気付かないもの。ジムで汗をかくと顔の汗を拭ったり髪を払いのけたりするから、普段の3倍は顔を触っていることになる」。きれいなタオルを使って清潔に保つこと。それでもスピンクラススタジオなどの共用スペースや、一番の元凶であるボクシンググローブといった共用備品からあなたを完全に守ることはできない。だからこそ使いたいのが消毒用のハンドジェル。「プロが使うトリックがこれ」と言うのは、パーソナルトレーナーのシ・テイト。「スピンクラスを始める前にはハンドルをティッシュかタオルでサッと拭く。ボクシンググローブは難しい。自分のグローブを買うか、共用のグローブをはめる前にジェルを使って細菌の繁殖を止める手助けを」

ワークアウト後

セッション後は何も言わずに直ちに顔を洗うこと。でも本当に時間がないならこのトリックを。サリチル酸のウェットティッシュは、汗と混ざるとシミの原因となる毛穴に潜んだゴミ (環境汚染物質や角質など) を落としてくれる。ウェットティッシュの片面をおでこに、もう片面を顔の下半分に使うようにしよう。片面で顔全体を一気に拭いてしまうと、顔中に細菌を巻き散らすことになりシミが増えてしまう。天然の消毒剤であるクローブオイル配合で浄化作用が高いOriginsのスポットリムーバー・ブレミッシュトリートメントパッドを試してみて。汗が溜まり、細菌の落とし穴となる肩甲骨の間や胸に使うのも忘れずに。

※この記事は、UK版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Anita Bhangwandas Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images