——ウィメンズヘルスの読者の皆さんから、「スポーツを通じて社会に貢献している女性」として上記のようなコメントが寄せられましたが、AYAさんご自身では、スポーツを通じての社会貢献について、どういうことを意識していますか?
「雑誌やテレビに出ることもそうだし、自分のSNSを通しての発信もそうですが、世の中に対して、“スポーツはこんなに素晴らしいんだ”とか、“フィットネスはいいことしかないんだよ”ということを伝えるように心がけています」
「メディアなどで私を見た方が、運動してみようかな、と思ってくれたらいいですね。何かのきっかけになればいいなと思いながらお仕事をしています。インスタグラムでアスレジャーファッションとしてフィットネスウエアをかっこよく着こなしている写真を見て、“こんな服を着こなしてみたい”と運動を始める人がいるかもしれないし、“AYAさんみたいな体になりたい”という動機でもいい。多くの人が運動を始めるきっかけになる人物になれたらいいなと思っています」
——読者の方からのコメントを読むと、すでに多くの方のきっかけになっていると思います。以前からAYAさんは、日本でもLAのようなフィットネスカルチャーを広げたいとお話しされていましたね。
「LAでは、フィットネスをしていない人の方が珍しいくらい。私がやっているのがたまたまクロスフィットなんですが、運動のジャンルに関わらず、運動する習慣をライフスタイルに取り入れてほしいというのが私の願いです。それがいきなりクロスフィットというのはハードルが高いと思うので、ヨガでもエアロビクスでも水泳でもいい。自分に合ったからだを動かす方法を早く見つけて欲しいと思います。なかなかジムに行けない人のために本も出しました。これまで4冊の本を出したんですが、強度のレベルが全部違うので、きっと自分に合う1冊が見つかると思います」
——2017年はテレビやイベントへのご出演も多く、多忙だったと思いますが、AYAさんの中で変化はありましたか?
「もっと頑張らなきゃと思うようになりました。メディアに出ることも多くなったので、自分に対してもっと厳しくなりましたね。もともと厳しいつもりだったけど、まだ甘いなと。周りの人が成長した時、彼らを引っ張る私も成長しないといけないと思うんです。以前よりトレーニング内容は厳しくなっていると思います」
——これまで以上にハードなトレーニングに、メディアでの仕事もこなして、疲れませんか?
「疲れとかストレスはあるんですが、トレーニングにぶつけて解消してきました。身体の疲れはトレーニングや1週間から10日に1回の足ツボマッサージで解消しているんですが、気持ちの疲れはあります。“AYAさんならなんでもできるんでしょ?”というイメージとか、AYA=鉄人みたいな期待に対して、そこまでじゃないんだけどな、と思うこともあります。求められるものがどんどん大きくなってきていることに苦しくなる時もありますが、全てトレーニングで救われています」
——そんな多忙な日々の中、バック転の練習もされていたんですよね?
「自分への新たな挑戦です。ダウンタウンDXの企画で始めたんですが、番組でできたような見え方で終わったけれど、ちゃんと自分でしっかりできていないのが悔しくて、密かに続けてきました。やっとバック転が形になってきたので、2018年はバック宙までマスターしたと思っています」