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アスパラはサラダや穀物ボウル、パスタに加えてもおいしい。そんなアスパラのおすすめしたいポイントは味だけではなく、さまざまな健康上のメリット。この内容をアメリカ版ウィメンズヘルスからご紹介。

1.ヘルシーなのに、満腹感がある

アスパラのメリットのひとつは、低カロリーなのに食物繊維と水分量は多いこと。公認管理栄養士のイライザ・サベージいわく、「これで満腹感と満足感が得られる」。ヘルシーな食生活にはピッタリのアイテムだし、ダイエットも後押ししてくれる。サベージは、ゆで卵2個+ローストしたアスパラ、またはサーモン+ゆでたアスパラの組み合わせがお気に入りだとか。

2.栄養素が豊富

ビタミン、ミネラル、抗酸化物質がたっぷり詰まっているのもアスパラのメリット。この野菜には、ビタミンA・C・Kだけでなく、鉄分やカリウムといったミネラルも豊富に含まれている。アメリカ版ウィメンズヘルスのアドバイザーで公認管理栄養士のアマンダ・ベイカー・レメインによれば、「どれも体内では作られない必須ビタミンとミネラルなので、食事から摂る必要がある」

ビタミンKは、骨と血液の健康に特に重要。サベージによると、オリーブオイルやココナツオイルのようなヘルシーな油でアスパラを調理すれば、ビタミンKが体に吸収されやすくなる。また、ビタミンAとCは強力な抗酸化物質で、カリウムは脳卒中のリスクと血圧を下げ、筋肉の喪失を防ぐことが分かっている。「鉄分は免疫システムと血液の健康維持に役立つ」と言うレメインによれば、「ビタミンCが豊富なかんきつ系の果汁やパプリカと一緒にアスパラを食べると、鉄分の摂取量が増やせる」そう。

3.尿路を健康な状態に保つ

レメインによると、アスパラには利尿作用があるみたい。つまり、トイレに行く回数が増え、体内の余分な塩分を尿路から排出できるということ。いくつかの研究によって、アスパラが尿路感染症と戦うのに役立つことも分かっているそう。

4.お通じがよくなる

アスパラには食物繊維が多いため、消化器系の流れがよくなる。また、サベージいわく、アスパラに含まれるイヌリンというプレバイオティクスが善玉菌(プロバイオティクス)のエサになるので、マイクロバイオーム(微生物叢)が元気になる。「プレバイオティクスとプロバイオティクスで、腸・消化・排せつ機能が改善することもある」そう。

5.妊娠中の健康を促進する

アスパラの最大のメリットのひとつは、葉酸の含有量が高いこと。ビタミンの一種である葉酸は、胎児の脳や脊髄における出生異常のリスクを下げる上で非常に重要。妊婦さんや妊活中の女性には、葉酸が多めに入った専用のビタミン剤が勧められるのが一般的。でも、サベージによれば、食事から摂取する葉酸の量を増やすのも、すごくヘルシーなんだそう。

 
※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Kristin Canning Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。