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スキー以外でも雪は楽しめる。血流を増やし、頬を赤くする冬のレジャーとは?

スノーシュー

テニスラケットを足にくっ付ける時代は過ぎ去った。今や本格的なウィンタースポーツとなったスノーシューの人気が高まっている。その理由は明白。超ファンシーな器具が要らない分スキーよりも安く、1時間で最大600kcalも燃焼できる (ホテルでホットチョコレートが待っている場合は特にありがたい)。ブーツを持ち上げるのに股関節屈筋や大腿四頭筋、登り下りには臀筋、ハムストリングス、大腿四頭筋が使われる。固まった雪の上は歩きやすいので、降ったばかりの新雪を探してワークアウトの負荷を高めよう。人通りの多いコースから逸れ、高い山からの景色を存分に味わうには最高のスポーツ。

アイススイミング

フィンランド人がみんな揃って健康なのは、アイススイミングの習慣によるものかもしれない。間違いなく寒いが、愛好者はこれが風邪の予防、血行の促進、関節痛の緩和に役立つと口を揃える。リラックスでき (嘘ではない)、ストレス解消にも良いことが証明されている。はしごを使って氷のように冷たい穴に入り、出来るだけ長く泳いでサウナに駆け込む。でも、体調によって考慮が必要。

アイススケート

いつ転んでもおかしくない2本の刃の上で滑りながら立ち続ける、バランス型スポーツ。尻もちをつかないよう、背筋を伸ばして立つための筋肉を鍛えるには素晴らしい運動。コツさえ掴めば、脚の筋トレを交えた有酸素運動になり、1時間で最大約400kcalも消費できる。優雅な滑走は遠い夢でも、立ち上がる度に使う筋肉のことを考えれば……。

ノルディックウォーキング

海外へ行く必要もなければ、雪を待つ必要もない。より遠くへより速く行くためにポールを使うノルディックウォーキングは場所を選ばない。ポールを使うことで上半身の筋肉が働き、関節への負担を減らし、通常のウォーキングより46%も多くのカロリー (平均で1時間に400kcal) が消費できる。2本のポールと情熱さえあればいいと思っているかもしれないけれど、上半身に最大限の結果を出すにはポールの使い方が非常に重要になってくる。

そり滑り

楽しすぎてワークアウトとは呼べない? 信じてくれないあなたにご説明しよう。そりの舵を取りながらバランスを崩さずに斜面を滑るには、体幹の筋肉が必要。下り切ったら、たった今すっ飛ばしてきた道を登らなければならない。斜面を登るには、激しいスクワット並みにお尻の筋肉を使う。1時間のそり滑りで約400kcalも消費できる。笑えば寿命が最大8年伸びることが科学的に証明されていることを考えれば、笑わずに (または叫ばずに) 斜面を滑ってくるのはほぼ不可能であることもそり滑りの利点。

※この記事は、UK版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Frances Young Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images