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今こそ、腕を狙ったワークアウトの真実を語るとき。その内容をアメリカ版「ウィメンズヘルス」からご紹介。

“腕の脂肪” とは、非常によくあるアレを表す嫌な言葉。そう、腕からぶら下がり、スポーツブラからはみ出している、ちょっとした贅肉のこと。こんなに小さな体の一部が、あまたの女性にとっての急所。

実際、自分の二の腕が嫌いすぎて、手術を検討している女性は多い。腕をくっきりさせるために、垂れた皮膚を減らし、下層組織を引き締める美容外科手術である二の腕リフトを受けた女性の数は、2016年だけで約2万5千人にのぼる。アメリカ形成外科学会の調べによると、この数字は2000年から4,959%も上昇しているという。

でも、腕の脂肪に関して絶対に忘れてはいけないこと、それは腕に脂肪がつくのはまったくもって普通だということ。多くの女性に腕の脂肪が見られるのは、エストロゲンの量が多い女性は男性よりも脂肪を蓄えやすいから。オーストラリアの研究によると、女性の脂肪量は、男性に比べて平均6~11%多い。結局のところ、女性が健康であるためにはある程度の脂肪が必要。全米スポーツ医学アカデミーによると、正確には少なくとも体重の12%を、心臓、肺、肝臓、腎臓、腸、筋肉、中央神経系の組織にある必須脂肪が占めているべき。

「体脂肪は構造上非常に大切」 だと語るのは、女性向けフィットネス・栄養サービスMatriarchの共同設立者で管理栄養士のステファニー・メンデス。「体脂肪は、臓器にとってのクッション、体温調節のための断熱材、そして体のエネルギー貯蔵庫。その上、脂肪はホルモン生成と生殖機能に欠かせない」。その脂肪は、太もも、お腹、もちろん腕にも現れる。脂肪の行き先には遺伝が多少影響しており、科学的には、母親の腕に脂肪があれば、62%の可能性であなたもその特性を受け継ぐそう。

ホルモンやDNAに対してできることなんてないのが現実だし、メンデスいわく、部分的にすっかり脂肪を失くすのも不可能。テニス選手を対象にした実験でも、利き腕と非利き腕の脂肪量に大した違いはなかった。

結論を言ってしまえば、腕の脂肪があるのは当たり前。

ストレスを感じる代わりに、健康でパワーに溢れ、身体的にアクティブな生活を送ることに集中しよう。何だかんだ言って、そんなライフスタイルが必要なことをあなたも知っているはずだし、腕にもずっと効果的。PROJECT Equinox所属の認定パーソナルトレーナー、ローレン・ウィリアムスによれば、バランスの取れた食生活 (毎食3つのマクロ栄養素を必ず摂る!) に、高強度インターバルカーディオと筋トレのコンビネーションを加えれば、腕周りを含む全身の脂肪が自然と減っていくんだとか。

筋肉をつけて腕を引き締めることもできる。ウィリアムスいわく 「二の腕がプルプルすると人が文句を言うのは、大抵上腕三頭筋が統制する部位。腕のその部分にプルプルやたるみがある原因の一つは筋肉不足。三頭筋を強化して筋肉をつければ、見た目に変化が現れる」。プッシュアップ、エクステンション、ディップスといった動きで三頭筋に磨きをかけて、筋肉がはっきりと浮かび上がる腕を作ろう。

それでも脂肪が一瞬で消えることはない。少なくとも、相手の本性だけは見抜けたはず!

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text:Ashley Mateo Translation:Ai Igamoto Photo:Getty Images