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タマネギは好き嫌いがはっきりと分かれる野菜かもしれない。好きな人にとってはどんな料理もタマネギを加えたいほど、おいしい。そんなタマネギの栄養面でのメリットをアメリカ版ウィメンズへルスからご紹介。

タマネギの栄養成分と驚くべき健康効果

みじん切りした生タマネギ1カップ分の栄養素

・エネルギー 41カロリー
・脂肪    0.12グラム
・タンパク質 2グラム
・炭水化物 15グラム
・食物繊維 3グラム
・糖分 7グラム
・塩分 6ミリグラム

カロリーは少なく食物繊維は豊富。 何よりタマネギには優れた健康上のメリットがあると話すのは、サイト「BetterThanDieting.com」の創設者で『Read It Before You Eat It: Taking You from Label to Table』の著者、管理栄養士のボニー・タアブ・ディックス氏。
タマネギにはポリフェノール同様に抗酸化物質を含むので、ガンのリスクが減少し長生きに欠かせないそう。特に赤タマネギは、抗酸化物質(特に抗ガン作用が強力なケルセチンアントシアニン)の含有量が一番多いのだとか。
また、「抗炎症作用に優れ、痛みを緩和する効果もある」とタアブ・ディックス氏。さらには、プレバイオティクスを多く含み、腸内環境を改善し善玉菌を増やしてくれるという。

タマネギのデメリットは?

タマネギをカットするときに目が染みて痛いという悩みは、カットする前に冷蔵庫で冷やしておくことで、玉ねぎに含まれる硫化アリルという物質が気化しにくくなる。

もう1点は、お腹の張りやガスがたまる原因になることがある点。まれにひどい時は、吐き気、嘔吐、下痢を促すそう。これは、タマネギが、フルクトース(糖の一種)を含むため消化管で吸収不良を起こす場合があるから。もし、逆流やIBS(過敏性腸症候群)を抱えていたり、FODMAPダイエットを実践している人は、タマネギは避けたほうがいい。

上記に述べた問題がなければ、タマネギは健康管理の上でおすすめの野菜!

※この記事は、アメリカ版ウィメンズへルスから翻訳されました。



Text: Mallory Creveling Translation : Yukie Kawabata Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。