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ダイエット中の置き換え食として、アサイーボウルをチョイスする人も多いのでは? でも、果たして本当にヘルシーなの? アサイーボウルにまつわるさまざまな疑問について、アメリカ版ウィメンズヘルスが専門家に話を聞いてみた。

よく耳にするようになった、アサイー。そもそも、どんなもの?

アサイーは中南米の亜熱帯地域にあるアサイー・パームの果実。「外側の皮がもろく、傷みや変色しやすいため、アメリカでは一般的に冷凍品やジュースになって販売されている」と話すのは、米国栄養士会で広報担当を務める管理栄養士のソニア・アンジェローン。

「フルーツのなかでは比較的糖質が少ないアサイーは、ひと握りの量だとおおよそ70kcal」だとアンジェローン。抗酸化物質が豊富なため、ブルーベリーやラズベリー、イチゴ、ブラックベリーと同様に病気と闘う働きがあるのだそう。

アサイーボウルはヘルシー? 一概には言えない、今「知っておくべきこと」

「アサイーボウルはカルシウムやビタミンA、ヘルシーな脂質や食物繊維が豊富でおなかもちが良いと一般には言われる」と、管理栄養士のトーリー・アーモル。

でも、レシピ次第でカロリーや糖分が高いものもあるとアーモルは指摘する。「おすすめはビタミンやミネラルが豊富に含まれていて、タンパク質と食物繊維で満腹感を十分に得られるもの。避けたいのは、栄養素が少ないレシピのデザート」

アサイーボウルの基本は冷凍のピューレか、アサイーパウダーを水や牛乳でブレンドしたもの。これだけ聞くと、とてもヘルシーに思い込みがちだけど、本来アサイーベリーは甘くない。つまり、フルーツジュースや砂糖で甘さを加えられているものが多いということ。

スライスした果物やベリー、チアシードやナッツをトッピングすれば、栄養価がさらに高くなる。アモールは、「ココナッツフレークやチョコレート、グラノーラでトッピングしたものは、カロリーと糖分が増すだけ」と話す。

ヘルシーなアサイーボウルの作り方とチェックしたい「注意点」

自宅でアサイーボウルを作ってみよう。「満腹感を得るため、グリークヨーグルトや牛乳、ピーナッツバターなど、タンパク質を必ず加えるのはマスト。ジュースやはちみつ、シロップや砂糖で甘くしすぎないこと」とアンジェローン。無糖の冷凍アサイーベリーを選ぶと、さらにいいそう。

外で食べるときは、アサイーボウルをカスタマイズすれば安心。なるべく材料がシンプルなものにしよう。可能であれば、果物で甘味を加えたアサイーピューレとタンパク質をプラスすることを忘れないで。トッピングには新鮮なフルーツやナッツ、シードを選んで!

「砂糖の使用量は確認すること」とアンジェローンは言う。サイズにもよるけれど、なかには20〜60gの砂糖が加えているものもあるので、1食あたりの砂糖の使用量をチェックして。

ヘルシーなアサイーボウルのポイント

・タンパク質をプラス……グリークヨーグルト、ナッツバター
・ヘルシーなトッピングを心掛ける……ナッツ、シード、フルーツ
・添加糖類は避ける……グラノーラや加糖ココナッツ
・食べすぎない……スモールサイズを選ぶ

アサイーボウルよりも、ヘルシーなフードはあるの?

アーモルとアンジェローンは、「アサイーボウルは“たまに食べるくらい”なら問題がないはず」と語る。

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何かで代用したいなら、グリークヨーグルトと牛乳、冷凍果物、フラックスシードで作るスムージーがアーモルのお気に入りなんだそう。ヘルシーな材料で作られているのであれば、アサイーボウルは適度に食べてOK! 

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Caroline Shannon-Karasik Translation: Yukie Kawabata Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。