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エディターの個人的なお気に入りをご紹介する「EDITOR'S PICK」。今回は、エディターKの毎日に欠かせない「アップルウォッチ」をピックアップ。

時計はしない主義から一転、アップルウォッチの便利さの虜に

スマホを持つようになって10年以上、腕時計をしない生活が当たり前になっていたのに、今ではアップルウォッチを忘れた日はなんだか不安。最近発売されたシリーズ4のゴールドのステンレススチールのケースのタイプが欲しくて欲しくて、年末に自分へのご褒美として買おうかな? とアップルウォッチ貯金も始めたところ(いまはシリーズ3のアルミニウムケースを愛用中)。

時計なんていらないと思っていたのに、すっかり夢中になってしまったのにはいくつかの理由がある。なかでも個人的にいちばん便利だと感じているのは、「Suica」として利用できる点。電車やバスに乗るときに、カードを取り出す必要もなく、時計を軽くかざすだけでいいのは思っていた以上に快適。タクシーの支払いもお財布を出さなくていいし、交通系ICカードが使えるコンビニや売店などでも利用できるので、お財布を忘れてもアップルウォッチさえしていれば、一日何不自由なく生活できてしまう。

ふたつめのお気に入りポイントは、スマホを見る回数が減ったこと。LINEやメールの着信内容や電話の着信相手などをスマホを見なくても時計の画面で確認できるので、メッセージが着信するたびにソワソワとスマホを取り出す必要がなくなった。常にスマホの画面をチェックしている自分の姿を残念に感じていたけれど、この時計のおかげでスマホを取り出す回数は最低限に。

セルラーモデルだと、電話を取り出さずに時計だけで通話もできるのも便利。これまでスマホをバッグの中に入れていたせいで着信に気がつかないことが多かったけれど、アップルウォッチなら腕で振動して着信を教えてくれるから、着信も見逃さなくなった。

もっと動こう、歩こう! と思えるリングが楽しい

アップルウォッチを身につけるようになってからの大きな変化のひとつは、毎日の自分の運動量や活動量を意識するようになったこと。時計の画面に表示させることができる3色のリング(下の写真の文字盤中央右側)はそれぞれ、消費カロリーを教えてくれる「ムーブ」と、早歩き以上の運動を行った時間を表す「エクササイズ」、そして1時間に1回立って歩き回ることを勧めながら、12回立ち上がればリングが完成する「スタンド」。それぞれのリングが一周するたびに振動とアニメーションで「リングが完成しました!」と教えてくれるので、ゲーム感覚でもっと動こう、もっと歩こう、と背中を押してくれる。

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そして、ランニングがスピニングなどの運動をより楽しくしてくれるのが、ワークアウトアプリ。ランニング、ウォーキング、サイクリング、ローイング、高強度インターバルトレーニング、プールスイミング、ヨガ、ハイキングなど豊富なメニューがあり、運動している最中の心拍数や消費カロリーなどをしっかりカウントしてくれる。特に今回新しいOSで進化したのが、運動を始めたときに「スタート」ボタンを押し忘れても、10分程度運動している状態をウォッチが検知すると「今、運動していますか? さかのぼって記録しますか?」と教えてくれる機能。自分のエクササイズを記録するのが楽しいのに、スタートボタンを押し忘れ、せっかくの運動が記録として残せなかったことにガッカリした人は、この機能に感激するはず。

また、ユニークなのがプールで何種類かの泳ぎ方をしたときに、ウォッチが勝手に手の動きから泳法を検知して、「平泳ぎ50m、クロール50m」など泳法と距離を記録してくれるという機能。ヨガのように運動量に差があるものも、体の動きや心拍数などからヨガの種類を判別して、消費カロリーなどを記録してくれるというから驚き。

若いウィメンズヘルスの読者には関係ないかもしれないけれど、転倒が深刻な事故につながりかねない人に向けては、転倒してしばらく動きがない場合、救急車や緊急連絡先に連絡をしてもらえるというのも、かなり心強い。

もともと、アップルウォッチの健康機能を開発したのは、元カリスマパーソナルトレーナーのジェイ・ブラニック氏。彼の生きがいは「人々を健康にすること」だと聞いて、どんどんヘルスケア機能がパワーアップしていくことにも深く納得。

身につければ毎日がもっと便利に、アクティブに、楽しくなる時計。気になりながら迷っている方も、買って後悔することは絶対ないはず!

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Kiriko Kageyama
エル・グルメ編集長/ウイメンズヘルス編集長

『エル・オンライン(現エル・デジタル)』のファッションエディターを経て、フリーランスに。女性ランナーによる企画集団「ランガール」を設立。その後女性誌立ち上げやWebメディアの立ち上げを経て2017年にウィメンズヘルス』日本版ローンチ時から編集長に。2023年夏よりエル・グルメ編集長も兼務。趣味は料理を作って友人たちに振る舞うこと。