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SNSに夢中になっていると、目の疲れだけではなく背骨にもかなりの負担をかけているらしい。
今回は、スマートフォンを使用している時の首と背中にかかる負担について、イギリス版ウィメンズヘルスが解説。

外科技術専門誌『Surgical Technology』に掲載された論文によれば、大抵の人は1日平均2~4時間、前のめりになってスマホを見つめており、これが首と背中に大きなダメージを与えかねないという。

成人の頭は4.5~5.5kg程あるので、背筋の伸びた完璧な姿勢で立っていると、その程度の重さが背骨にかかることになる。ところが新たな研究によって、頭を前に傾けると、背骨にかかる負荷=重さが増すことが分かったそう。

この論文の筆者で外科医のケニス・ハンスラジュは、「頭が前に15°傾くと12kg、30°傾くと18kg、45°傾くと22kg、60°傾くと27kgの負荷が首にかかります」と説明している。

27kgの負荷といえば、ボーリングのボール4個分、または8歳児の体重に匹敵する。これは大変。今すぐ頭を前傾させるのをやめなければ!

とはいえ、スマホでのメッセージのやりとりやインスタグラムの使用、暇つぶしのゲームを諦める必要はない。スクリーンよりも自分の姿勢に注意を払うようにすればいいだけ。頭が前に傾かないよう、耳が肩の真上にあり、肩甲骨が締まっていることを確かめて。最初のうちは不自然に思えるかもしれないけれど、20年後に首が凝るのを防ぎたければ、このくらいは仕方ない。

 
※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Alexia Dellner Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。