アン・ハサウェイが、自慢のエクササイズの数々を披露してくれた。ちなみにこれが、彼女を嫌う人たちを見事に出し抜くことになる。
32秒の倍速ビデオに収められたのは、アンの全身ワークアウト。上半身のエクササイズから体幹のトレーニングまで、あらゆる動きを次から次へと繰り出し、レジスタンスバンドを使う姿やクールダウンのストレッチまで見せてくれた。
映画『プラダを着た悪魔』で知られる大女優は、「映画のために体重を増やしてるんだけれど、今のところ順調」 とコメント。「今後数ヶ月で私を太りすぎだと言うつもりの皆さん、自分の体が嫌いなのは私ではなくアナタ。
P.S. クイーンの『ファット・ボトムド・ガール』をBGMにしたかったけど、著作権侵害になるみたい。再びピース」 と締めくくっている。
ファンはもちろん彼女の味方。「ネット上の荒らしに対して釈明する必要なんてないから大丈夫。頑張って!」 という声もあれば、「まさにクイーンの心意気! 体を動かして、ありのままの自分を毎秒楽しんでね!」 というコメントもあった。
何の役作りかは定かではないが、アンが超たくましい女性になることは間違いない。フィットネスのインスピレーションを探しているあなたのために、彼女のビデオに登場した動きのいくつかをご紹介しよう。
ウエイト付きロシアンツイスト
床に座り、膝を曲げて両足を上げる。胸の前でダンベルを垂直に持ち、背中を倒して上半身を床から45度の位置にキープ。上半身を左にひねって止まり、腹筋にギュッと力を入れてから正面に戻る。今度は右にひねって正面に戻る。これで1回。
ベンチプレス
それぞれの手にダンベルを握るか両手でバーベルを持ち、ベンチに仰向けになって両足を床にしっかり付ける。両手を肩幅より広く構え、ひじを横に突き出す。両腕を伸ばし、胸の上でウエイトを持ち上げる。胸に触れそうなところまでウエイトを下ろし、再び持ち上げる。これで1回。
ダンベルオーバーヘッドプレス
立った姿勢で、それぞれの手に2~5キログラムのダンベルを握る。手のひらが向かい合うように両腕を曲げ、ダンベルを肩のちょうど外側に構える。足を肩幅に開き、膝を少し曲げる。体幹に力を入れた状態をキープし、ダンベルが肩の真上にくるまで両腕をしっかり伸ばす。ダンベルをゆっくり下ろしてスタートポジションに戻る。
ダンベルロー
2~5キログラムのダンベルを用意する。背中が床と平行になるように、右手と右膝をベンチにつく (大きな椅子で代替可能)。左手にダンベルを持ち、上半身の高さまで持ち上げる。このとき、ひじを引っ込め、やや天井に向けるのがポイント。この姿勢を1秒キープし、ウエイトをゆっくり下ろして腕からぶら下がった状態にしてからリピート。1セット終えたら左右を入れ替える。
バイセップカール
それぞれの手に2~5キログラムのダンベルを握り、手のひらが向かい合うように体の両側で構え、背筋を伸ばして胸を張る。上腕を固定したまま肘を曲げ、ダンベルを肩に近づける。ゆっくりとダンベルを下ろしてスタートポジションに戻り、両腕を完全に伸ばす。これで1回。
レッグレイズ
仰向けになり、手のひらが上を向いた状態で腕を体の横に置く。息を吸い、両脚を床から離して出来るだけ高く持ち上げると同時に、あごを出来るだけ胸に近づける。脚をまっすぐ伸ばし、足はリラックスさせて。息を吐きながらスタートポジションに戻る。
アンがこのようなワークアウトビデオを投稿したのは初めてだけど、たわごと嫌いなジェノヴィア王国の王女 (映画『プリティ・プリンセス』) が新しい役作りに励む姿をもっと見せてくれる日が待ちきれない。
※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
Text: Kristine Thomason Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images, instagram of @annehathaway