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毎晩クッキーを食べまくっていなくても、普段の食生活で砂糖を摂りすぎているケースは多い。

そこで、砂糖をカットして砂糖中毒から抜け出すための7日間プログラムをアルパート氏に考案してもらった。大変だけど、たったの7日間だからやりきれるはず! そして、終わったらすっきりしていることは保証する! では、砂糖から逃れたい人はまずこれからはじめよう。

月曜日:お菓子をやめる

ブラウニーや会社に置いてあるアメ、誰かの誕生日のケーキなどはまずやめて。そして、低脂肪のブルーベリーマフィンや、小さなバッグに入れて持ち歩いている「栄養たっぷり」のエナジーバーもやめておこう。お菓子に入っている甘いものは分かりやすいので、砂糖をカットするスタートとしてはぴったり。さらに余計なカロリーも一緒にカットできる。

火曜日:砂糖を入れない

コーヒーや紅茶に砂糖の小袋を入れているなら、もうそれはやめよう。体はこういった単糖類をものすごいスピードで分解していくので、摂り過ぎると血糖値が急激に上がり、その後急激に下がってしまう。それが余計空腹にさせてしまう。

「砂糖や人口甘味料を入れようとしているときは、まず入れようとしていることを自分で認識してから、やめるようにして」とアルパート氏。それから自然の甘味料、たとえばアガベシロップやハチミツなどを使う量も制限して。自然のものでも甘味料は体内で砂糖と同じように反応する。オートミールを食べるときはトッピングに三温糖をかけるのをやめて、コーヒーにはフレーバーシロップのかわりにシナモンパウダーをかけて。

人口甘味料にもさよなら。「人口甘味料は砂糖よりも甘く、普通の砂糖と同じようにホルモンを上下させてしまう」とアルパート氏は説明する。だから、人口甘味料もダイエットの助けにならない。

水曜日:甘い飲み物をやめる

今日から裏面表記をしっかり仕事だと思ってチェックして。甘い炭酸飲料がいかに体に悪いかは分かっているし、バニラフラペチーノが悪いのも知っているはず。でも、ココナツウォーターや、市販のアイスティーや味つきの水などの場合はこれほど分かりやすくはないけれど、砂糖が入っていることもある。「ヘルシー」な抹茶ラテなども同じだとアルパート氏は指摘する。「甘いシロップが入っていて、それがおいしさの秘密」だそう。この1週間はこういった甘いものや人口甘味料の入ったドリンクは我慢して。

木曜日:味つけはなしで

裏面の原材料表記のチェックは引き続き行って。味つきのヨーグルトやアーモンドミルクならプレーンタイプを選ぼう。なんと、味つきのフルーツヨーグルトにはあの小さな容器に小さじ6杯近く砂糖が入っているものも。これはアメリカ心臓学会の一日の推奨量に匹敵する。そのかわりに生のフルーツで甘さを加えよう。ドレッシング、パスタソース、クラッカー、ピーナツバター、スープなどにも砂糖が隠れていることがあるので気をつけて。

金曜日:精製された穀物類をやめよう

「白い小麦粉、白米、白いパンは簡単に言うとどれも砂糖」とアルパート氏。自分は甘いものは好きではないと思っているかもしれないけれど、ベーグルやパスタをよく食べているなら、実はそうではないかも。「ピザはデザートのようなもの。身体はケーキを食べているかのようにピザを消費している」とアルパート氏は加える。かわりに炭水化物を食べて。ただし、全粒穀物にして。玄米、発芽した穀物を使ったエゼキエルブレッド、キヌアなどがおすすめ。

土曜日:フルーツの量を食べ過ぎないように

フルーツは身体によいのでは? と思っているかもしれない。確かにそれは正しい。でも、糖質が多いフルーツを選ぶとフルーツの摂りすぎになることもあるとらしい。アルパート氏はすすめるのは、一日の量を1、2食分にして、リンゴ、ベリー類、柑橘類など糖質が少なめのものを選ぶことだそう。フルーツに含まれている食物繊維、フィトケミカルやビタミンが砂糖とのバランスをとってくれるはず。

日曜日:お酒はやめる

夜の一杯の赤ワインが毎日の習慣だったかもしれないけれど、それもやめて。「赤ワインにはフィトケミカルが含まれていて、健康にもよいかもしれないけれど、アルコールは身体の中で糖質に変わるのです」とアルパート氏。さらに、自制する力が低下してしまうので、パンやピザ、カップケーキなどに手を出しやすくなってしまう。

ゴール

誕生日ケーキを一生我慢しろと言っているわけではないし、マルガリータを味わう楽しみを奪っているわけではない。でもこの1週間は、本当はどれだけ砂糖を摂っているかに気付く1週間。そして、小さなことが摂取量を大きく減らすことができることを知るためのもの、とアルパート氏。あなたのゴールは、砂糖が加えられたトマトソースに気づいたり、いつものラテにヘーゼルナッツシロップではなく、シナモンやナツメグをかけること。そうすれば、大好きなブラウニーは食べられるようになる。そして、砂糖とは健全な関係であると自信をもてるはず。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text:Jessica Migala   Translation:Noriko Yanagisawa Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。