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食べる量を減らせば痩せる、とあちこちで耳にするように、量を減らして痩せるのは、ダイエットで体重を落とすための鉄板理論のようになっている。でも、生理学的な観点から代謝の仕組みを考えると、身体の構成要素を変えるにはたくさん食べないといけない。つまり、頭に置いておかなくてはいけないのは、「エネルギーバランス」。

ジョージア州立大学の研究者は、時間ごとのエネルギーバランスを計る手法を考案したそう。これは、摂取カロリーと消費カロリーを計測する手法。そして、研究者によると、毎時のカロリーの差分を常に300kcalから500kcalに抑えていれば、脂肪を減らし、筋肉量を増やすことで身体の構成要素を変えることができるという。

研究では、摂取エネルギーと消費エネルギーの差異が大きい人(つまり、500kcal以上の差がある人)は最も体重が多く、バランスが取れている人は一番細かったそう。

間食を増やして脂肪を減らそう

もし、一日3食しか食べていないのなら、エネルギーバランスの不均衡を招くことに。これは、3食しか食べていないと食事の合間の空腹時には摂取しているよりも多くのカロリーを消費している可能性がある一方で、食事の時には、燃やしているよりも多くのカロリーを摂っていることになるため。

研究によると、もし体重を落とし、腹筋を浮き上がらせて気分よくいたいのなら、3食だけでなくもっと食べた方がよいそう。同じジョージア州立大学の研究では、いつもの3食に加えておやつを合間に3回食べた人の方が、エネルギーを一日通じてバランスよく保つことができるという。その結果、脂肪を減らして細い筋肉を増やすことができたそう。それだけでなく、パワーと持久力もアップするといううれしい結果ばかりだったとか。

なぜ食事を増やした方がよいのか?

日本で行われた、同様の研究では、一日同じカロリーを摂った運動選手を2つのグループに分けて比べてみた。研究では、カロリーを2回の食事で摂ったグループと、6回に分けて摂ったグループで実験。どちらも2週間で平均5kgも体重を減らすことができたそうだけれど、食事を6回に分けて摂った場合は脂肪を1.3kg多く、筋肉を1.3kg少なく減らしたそう。

科学的にも、食事の回数が多いという結果がある。でもこの食事法がうまくいく理由は簡単に言うと、「常に満腹で満たされた状態を保つことができるので、ドカ食いをしなくて済むため」。

うまくいく仕組みを作る

そこで、このやり方で食事をするのなら、スケジュールを立てやすくするためにも、しっかりと食べる食事とおやつを交互にして6回食べるように。昼食の約2時間前と、夕食の2時間後におやつを食べるのがおすすめ。

食事の時間の例:

8時:朝食

11時:間食

1時:ランチ

4時:間食

6時:夕食

8時:間食

http://www.womenshealthmag.co.uk/nutrition/fat-burning-foods/6918/abs-diet/

Text:UK版「ウィメンズヘルス」編集部 Translation:Noriko Yanagisawa Photo:instagram of @pipandnut