米国臨床栄養学会誌に掲載された論文によると、食べ過ぎの最大の要因はアルコールにあることがわかった。肥満学会誌『Obesity』に掲載された最新の研究では、アルコールが感覚を高めるからだと示唆している。ある実験によると、お酒2杯分に相当する量のアルコールを摂取した女性は、生理食塩水を摂取した女性と比較した結果、30パーセント多く食事をしたとのこと。
少量のアルコールでさえ、視床下部の活動を活性化して食べ物の匂いに敏感になるため、結果的に食べ過ぎてしまうよう。
3. 甘いものを食べたくなる
砂糖はアルコールと同様に、「報酬系」として作用し、幸福感を司る快楽物質「ドーパミン」の分泌を増加させるとラスキン博士は説明する。つまり、アルコールをやめると、体は快楽物質を放出させる別の手段を求めてしまうのだとか。
「アルコールをやめると甘い物が食べたくなるのは自然なことです」とラスキン博士。
4. 余分なカロリーが抑えられる
アルコールは、1日のカロリー摂取量をオーバーさせている原因であるケースが多い。例えば、ほぼ糖質のマルガリータ1杯分のカロリーは300キロカロリー以上にもなる。ある研究によると、適量のアルコールを飲む男性は1日あたり433キロカロリー、女性は300キロカロリーを余分に摂取していることがわかった。アルコールをやめれば、余分なカロリーは難なくカットできそう。