水分の摂り過ぎでむくみが気になるなら、この食材を取り入れてみて。
どんなに腹筋をがんばったり、ヘルシーなものを食べていても、残念ながらむくみは誰にでも起きてしまう。むくみは、病気ではないし、たいしたことではないかもしれないけれど、やっぱりイヤなもの。
パンパンにむくんでしまう原因は、生理、水分が足りていない、ポテトチップスの食べ過ぎ、など一つに特定することはできない。でもどれにも共通する解消法の一つが、きちんと食べることだって知っていた?
栄養の専門家に、夏の食材でむくみを解消してくれるものをピックアップしてもらった。
Text:Krissy Brady Translation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images, instagram of @thefeedfeed
キュウリはむくみを軽減させる抗酸化成分のケルセチンを含むだけでなく、水分、ビタミンC、ナトリウムなどを含む。これらの栄養素が組み合わさって、水分をためこむのと、むくむのを防いでくれる、とトーマスジェファーソン大学のエミリー・ルービン博士。キュウリの皮には炎症を抑えてくれるカフェー酸も多く含まれている。キュウリは1年中買えるけれど、旬は5月から8月。
この野菜は糖類が少なく、果糖とソルビトールを含まない。果糖とソルビトールはむくみとお腹の中にガスがたまる原因なると、ニューヨークで活躍中の栄養士、トレインシー・ロックウッド。糖類が少ないだけでなく、アボカドは水溶性食物繊維を含み、これが善玉菌のエサになってくれ、消化を助けることでお腹にガスがたまるのを防いでくれる。アボカドもいつでも買えるけれど、6月から9月が最も生産量の多いタイミング。
カリウムが多いこの野菜は身体のナトリウムの値を減らすことでむくみを防ぐ、とルービン博士。水分不足だと、身体に水分をためこむようになるので、95パーセントが水分のトマトを食べることで、水分摂取量を増やし、むくみを防げる。カロリーも低くてビタミンC、リコピンやその他の抗酸化成分も豊富。トマトの旬は6月から9月。
この緑色のフルーツのすごいところは、アクチニジンという食物分解酵素を含んでいること。この酵素が消化を助けてむくみを防いでくれる、と「Body Kindness」の著者レベッカ・スクリッチフィールド博士。緑のキウィも黄色のキウィも、どちらも消化を促してくれる水溶性食物繊維、不溶性食物繊維を多く含むので、むくみの解消につながる。6月から10月がキウィの旬。
スイカは90パーセント以上が水分で、塩分を摂り過ぎた時にはもってこいの食材。「ナトリウムのバランスが崩れると、増えた塩とつりあうように身体は水分をできるだけため込もうとする」とHelloFreshの栄養士、レベッカ・ルイス博士。スイカのように水分の多いフルーツを食べるのは簡単な水分補給の方法になり、塩分を身体から排出する助けになる。5月から8月がスイカのハイ・シーズン。
ブルーベリー、イチゴ、ラズベリーなどのベリー類は水分量が多いので身体のナトリウムのバランスを整える助けになる、とルービン博士。さらに、食物繊維も多いので消化を助けて、詰まっている感覚を防いでくれる。ベリー類がおいしいのは6月中旬から7月。
ルイス博士によると、むくみの多くは水分のため込みによるものだそう。つまり細胞が水分を余計にとりこみ、腎臓が水分を排出の信号を受け取らなくなるということ。アスパラガスは天然の利用剤の働きをしてくれ、ため込んでいる水分を排出してくれる。さらに、消化器系にいるプロバイオティクスのエサになるプリバイオティックが豊富。お腹が健康であればむくみに悩まされることは少なくなる、とクリツティーシャトロック博士。そんなうれしい効果のあるアスパラガスの旬は6月から6月。
ホウレン草、ケール、スイスチャードといった葉物野菜はマグネシウムが豊富。マグネシウムはナトリウム、カルシウム、カリウムやリン酸と並ぶ大切な電解質。この電解質が消化と水分バランスを整えてくれる、とルイス博士。むくみは電解質のバランスが崩れているサインのこともあるので、マグネシウムの補給がむくみを改善してくれることも。この3つの葉物野菜は5月から8月が旬。
http://www.womenshealthmag.co.uk/nutrition/healthy-snacks/6686/8-summer-foods-that-will-help-you-de-bloat-fast/
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