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炭水化物を減らしてエクササイズを増やすだけがダイエットじゃない。ダイエットの肝は、今の食事プランが終わるまでではなく、永遠にライフスタイルを変えること。

そうは言ってもダイエットは「旅」。最初の変化を起こすのは簡単でも、長期的に継続するとなると話は別。その「旅路」でミスを犯すのは至って普通のことだけど、過去にミスしたことのある女性から話を聞いておけば、同じ失敗に苦しむこともないのでは?

今回登場する7人の女性は、ライフスタイルを変えて体重を減らす過程で酸いも甘いも経験している。そしてその全員が、ダイエットの初日に知っていれば良かったと思うような発見をしている。

彼女たちの話からは学べることがたくさん。

自分がフィットネスをどれだけ好きになるか

「ダイエットを通して、自分に対する自信とフィットネスへの情熱を手に入れた。それは目標体重に達してからも失われていない。自分がどれだけフィットネスを好きになり、どれだけ経過を楽しみ、どれだけ自分を好きになるかをダイエットの初日に知っていたかった。

チャンスさえあれば、まさか自分がやるとは思いもしなかったことに挑戦している。最近ではグループエクササイズ。いつの間にかサイクリングクラスに行くようになったし、踊るのが大好きなのでズンバを試してみたことも。今では、有酸素運動向けフィットネススタジオにも通っている。

「思春期から今日までの自分を振り返った時に、“今が人生で一番フィット” と思えることが嬉しくて、ますます頑張っちゃう」

― エストリアーナ・ベネット/40キロ減

体の声に耳を傾け尊重すること。だって体は素晴らしい船だから

「自己嫌悪から成功は生まれないということだけは、ヘルシーになろうと決めた段階で知っていたかった。ダイエットには自己愛が必要だった。32キロくらい痩せたところで、ヨガをしながら気付いたのよね。体は素晴らしい船だから、その声に耳を傾けて尊重しなさいってインストラクターに何ヶ月も言われて、やっと信じ始めた。

それが自己愛アプローチ誕生の瞬間。残りの体重を落とすのに役立っただけでなく、精神的、身体的、そしてスピリチュアルな健康を維持するのに今でも役立っている」

― ジャックリン・フレッチャー/『Dear Body, Love Me』の著者/50キロ減

体重は変動する

「ダイエットを始めた当初は、何をして何を食べるべきか、何をしないで何を食べないべきかと、小さなことに捕らわれるもの。外食して20グラム増えるのさえ怖がって生きていたけど、今では体重が変動するのも、それが普通なのも分かってる。

ダイエットの過程で自分にそこまで厳しくせずに、もうちょっと人生を楽しみ、もうちょっと自分を愛してあげられたら良かった」

― ブリトニー・ヴェスト/@fittybritttty/45キロ減

失敗してもいい

「どこかのタイミングで失敗すること、そしてそれが完全に普通であることを知っていれば良かった。誰もが途中でヘマをして、誰もがリバウンドに直面するものだと初めから分かっていれば。失敗しても大丈夫。

成功する人は、軌道から外れてしまった時にどう対処すればいいのか分かっているのよ。それを知っておくのは重要。自分が出来損ないなんじゃなくて、失敗も旅の一部と理解して。何が起きたのか、再び軌道に乗るには何を変えるべきなのかを感情的にではなく論理的に考え、直ちに軌道に戻すこと」

― エイミー・ダウンズ/100キロ減の現アイアンマン (トライアスロン) アスリート

ダイエットには時間がかかる

「大学4年の時にも最近息子を産んだ後にもダイエットしたけど、初日に知っていたかったことは違う。1回目のダイエットでは、ヘルシーな痩せ方ができることを知っていたかった。食生活とエクササイズという昔ながらのコンビネーションで目標体重を達成する前に、流行のダイエットを何種類も試したから。心と体を鍛えたら、内側も外側も前よりヘルシーになれた。2回目のダイエットでは、時間がかかることを知っておきたかったな!

妊娠前はすごくヘルシーでフィットだったし、妊娠中も元気だったから、出産後はケイト妃みたいにすぐ元に戻るだろうと思っていた。それがそうじゃなかったのよね。生まれたばかりの子どもの世話に加えて、ダイエットには時間がかかるんだ、出産後のリカバリープロセスは人によって違うんだと自分に言い聞かせる必要まであったのよ!」

― ナディア・マードック/Nadia Murdock Fit設立者/15キロ減

確実に一生続けられる習慣を作ること

「体重を減らす方法が、行く行くは体重を維持する方法になることを知っておきたかった。色んな物をちょこちょこつまむ癖にいつの間にか逆戻りしてリバウンドするのは、あまりにも簡単だった。

今の私には、体重を減らすために今日食べている物が、今後体重を維持するために食べる物になると分かっている。あと3~5キロは落としたい。クリーンな食事をしつつも贅沢に食べる機会を増やした。だって、1日1,200キロカロリーを冷凍食品から摂取し、それに飽きたらリバウンドするのではなく、確実に一生続けられる習慣を作りたいから。これがまさしく初日に一番知っておきたかったこと!」

― エイミー・ギレスピー/50キロ減

どんな体重でも自分を愛すること

「体重にかかわらず自分を愛することを初日に知っていれば良かった。自分が自分を大切にしていないなんて前は思わなかったけど、ダイエットを始めてから私の振る舞い方が変わったと身近な人が口を揃える。自分のことが好きになれたみたいね。これは、私自身は気付かなかった目に見えない違い。それに文字通り気付くほど、周囲の人々には私が自分を “嫌っている” かのように見えていたなんて本当に驚き」

※この記事は当初、アメリカ版ウィメンズヘルスに掲載されました。

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Aly Walansky Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images