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調子よく走りたいなら、よくある罠にハマらないで。

ステイシーには疑問がある。「始めたばかりなのに、快調に走れる日と走れない日があることにもう気付いた。調子が悪いのは大抵朝。仕事の前や週末に早起きしても調子よく走る秘訣は?」

初心者にはもちろんのこと、どんなランナーにも調子の良し悪しはある。走る時間帯がまちまちだとランニングは難しくなるもの。誰にでもランニングに適した時間帯を決める体内時計があり、自然と朝を好む人もいれば夕方を好む人もいる。体内時計に沿ったタイミングに走れば、ランニングがとても楽になる。

もともと朝型ランナーではないとしても、午前中の大会への出場を目指しているなら朝のトレーニングは欠かせない。だって、少しでも走る方が全く走らないよりよっぽどいい。どんなに調子が上がらなくても、ゴールを達成できなくても、継続して走ってこそランニング。

それがどんな時間帯でも、毎日の快調な走りを保証するものなんてない。でも、出来るだけベストな走りをするためには避けたい落とし穴がある。

深夜に食べている

時には避けられないものの、深夜の食事は朝の走りでお腹の調子が悪くなる原因に。明日走るには朝しかないことが分かっているなら、出来るだけ早い時間に消化のよい夕食を取ること。脂肪分の少ないお肉を800gに野菜とキヌアなど、シンプルなものが一番。

十分に寝ていない

アスリートにとって睡眠は不可欠。睡眠に関する研究によってその重要さが日増しに強調されていることを考慮すれば、ぐっすりと眠ることの大切さは否定できない。ワークアウトから体が回復するのは睡眠中。だから睡眠をクロストレーニングの一部として考えよう。大事な大会に向けての調整中で午前中に走りたいなら、推奨される一晩に8時間の睡眠を取るよう努力して。

スヌーズボタンを押し続けている

休日に多くの人が出だしでつまずく理由がコレ。すごく出遅れた感じがするので、走るのも止めたくなる。目覚ましをベッドから出来るだけ遠くにセットすれば起き上がって動き出せる。目覚ましが一つでは足りないなら複数に増やして。

起きてから準備している

これは頭を使い過ぎる。起きたらすぐ出掛けられるよう必要なウェアやシューズを前日の夜に準備しておこう。ベッドから出るだけで済むようにランニングウェアで眠るランナーもいるほど。

気分次第で走っている

「朝の気分次第」 にしていると早朝から動くことはできない。翌日の準備をしながらランニングプランも立ててしまおう。寝る前に距離、ペース、そしてルートをしっかり決めて、翌日の朝の走りをイメージておくこと。

朝食を完全に抜いている

低血糖値は朝のランニングを台無しにする。睡眠中は何も食べないので起床時の血糖値は最も低く、ちょっと走っただけで適切な血糖値を下回ることも。エネルギーバー (半分)、バナナやピーナッツバタートーストといったランニング前の軽食で調子も上がる。

いきなりハイペースで走っている

どんな時でもランニングは必ずウォームアップから。最初の5~10分は歩くかゆっくり走るか。距離が伸びてきたら徐々に目標のペースに近づけていく。精神的に強い気持ちでランニングを終えれば、一日中良い気分。

※この記事は当初『Runner's World』に掲載されました。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Susan Paul For Runner's World Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images