生理じゃないのにおなかが痛い! 7つの理由

05 July 2017

生理じゃないのにおなかが痛い! 7つの理由

婦人科へ行く前に、これを読んでみて。

お腹の痛みは、控えめに言ってもサイアク。刺すような痛みを伴い、湯たんぽが欲しくてたまらない……でも、生理中ではないのに痛い場合、それはなぜなのか果てしなく調べてしまう前に、腹痛はよくあることなのをわかっておく必要もある。
「私の患者の間では、腹痛はとても頻繁に訴えられる症状ですし、いつでも起こりうるものです」と、ニューヨーク・トウロカレッジ助教授のニケト・ソンパル博士は語る。もちろん月経中に痛みが強くなる女性もいるけれど、どんなときでも腹痛を発生させる因子はあるとのこと。 

どこが痛いかを確認することで、痛みの原因を突き止められることがあると博士は言う。腹部の左下に痛みが集中していればそこにある臓器が関係している可能性が高く、一方で両側が痛ければ結腸全体が腸内ガスや食べた物が引き起こした病気の症状かもしれない。
一つ大事なのは、行ったり来たりする痛みとコンスタントな痛みは違うということ。常に痛みがあるようなら、できるだけ早く病院へ行くこと。しかし他に原因があると思ったら、この7つのどれかかもしれない。


過敏性腸症候群(IBS)

過敏性腸症候群(IBS)

「過敏性腸症候群患者の多くは、期末試験中や転職してすぐなど、ストレスが多い期間に症状が悪化している」とソンパル博士。しかしあくまで悪化しているのであって、症状の直接的原因はストレスではないそう。専門家の考えではストレスホルモンの働きで腸が刺激に敏感になり、下痢や便秘を引き起こすという。

 

更に、腸が過敏になるとその筋肉も激しく収縮し、IBSとストレスからくる痛みを引き起こす場合がある。ソンパル博士いわく、昔は「腸性麻痺」と呼ばれていた病気だ。症状が収まらなければ、消化器科で診察を受け、食生活を変えたり薬を服用したりして和らげることができないか確認しよう。


筋肉痛

筋肉痛

腹痛を引き起こすのは腸だけではないとソンパル博士。単なる筋肉痛の場合もある。腹筋を傷める原因は筋トレから日常生活の中の急な動作に渡り、傷付けてしまうと痛みが発生してくる。改善には腹筋を休め、水分を補給するのが効果的。


便秘

便秘

便秘は結腸の様々な部分に腹痛の波を起こすそう。痛む場所が変わるのは、硬い便を押し出すために腸の筋肉が収縮しているからなのだ。便を動かすのに必要な圧力が大きければ、結腸は腫れ上がって痛み始める。食事中の水分と食物繊維を増やせば便秘は予防できるという。さらに、サプリを使って結腸をスッキリさせることもできるが、飲む前には必ず医師の診断を受けること。


炎症性腸疾患

炎症性腸疾患

自己免疫によって発症する病気で、抗体が消化器を攻撃し、潰瘍や、血を伴うこともある下痢、そして腹痛を引き起こすというもの。主に抗生物質で積極的に治療する必要があるという。これが原因かは、内科で血液検査や内視鏡検査を受けることで確認して。


排卵

排卵

排卵に伴う下腹部痛は、月経の14日前くらいに訪れる、とソンパル博士。

 

生理前の不調に共通しているのは、痛みを伝えるホルモンであるプロスタグランジンが、子宮をはじめとする様々な臓器で分泌されている点だ、と婦人科専門医でイェール大学医学部教授のメリー・ジェーン・ミンキンも語る。排卵期にプロスタグランジンを分泌すると、子宮や腸の筋肉が縮むのである。同じ理由で、生理が来ると腸痛や下痢を経験する女性もいる。

 

ミンキンによれば、この痛みを和らげるには、排卵を止めてプロスタグランジンの量を減らしてくれる経口避妊薬が有効だそう。イププロフェンやナプロキセンなどの抗炎症薬にも同じ効き目がある。ただ一つ覚えておきたいのは、あらかじめ飲んでおくこと。そうしないとホルモンが分泌され続けてしまうので、体が薬を分解できるまで痛みが治らないそう。


腸内ガス

腸内ガス

腹痛の原因で特に多いのは腸にガスが溜まっていることだけれど、これには腸内菌が過剰に増えている場合と、あるいは単に出していない場合とがある。恥ずかしくても、オナラをするのは普通のこと。我慢すると結腸を腫らし、痙攣させてしまうとソンパル博士は言う。思い切って出してしまう方が身体には良い。


大腸憩室炎

大腸憩室炎

「下腹部に痛みがあると、本当は腸に問題があっても、同じ部分にあるので婦人科関連だと思い込む女性は多いのです。それで婦人科へ来た女性を、憩室炎だと診断したこともよくあります」とミンキン。

 

この場合、問題の原因は消化器系。腸壁が腫れて、激しい腹痛とともに熱や吐き気を引き起こす。症状が軽い場合は休息と少しの食事変更、抗生物質の服用で治療できるけれど、重かったり度重なったりする場合は手術が必要になるかもしれない。

 

※この記事は、UK版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Alexandria Gomez Translation: Emi Ito Photo:Getty Images

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