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誰だって腫れぼったい目にはなりたくない。でも、米国ミズーリ州スプリングフィールドのスワン皮膚科の認定皮膚科専門医マイク・スワン医学博士によると、ほとんどの場合、目の周りの腫れに心配は不要。とは言っても、腫れぼったさの原因と対処法は知っておきたいところ。

目が腫れぼったい原因

1.室温を上げた

寒い時に暖房を付けると、目が乾いて普段より敏感になる。熱風によって眼球の粘膜が乾燥すると、刺激を受けた眼組織の厚みが増す。スワン医師は、これが目の腫れぼったさに繋がるとする。

2.昨晩よく眠れなかった

すでに知っているとは思うけれど、繰り返す価値はあるのでもう一度。眠れなかった翌朝、特にストレスを感じている時は目が腫れぼったくなる。スワン医師によると、「ストレスを抱えていると、副腎でコルチゾールが分泌されるので体内の塩分濃度が変わる」。塩分バランスが崩れると水分が溜まり、腫れが生じることがある。

3.アレルギーの季節

腫れぼったい目は季節性アレルギーのよくある症状。アレルギーが発症すると、体が超攻撃モードに入ってヒスタミンを分泌する。スワン医師によれば、ヒスタミンが肌に分泌された場合には、特に目の周りにじんましんのような症状が現れることがあるという。

4.生理中

月経前症候群も原因の一つ。スワン医師は、生理中は体の他の部分も張ることがあるように、目にも水分が溜まって腫れることがあると説明する。お腹の張りと同様、生理による目の腫れぼったさは通常3~4日で治まる。

5.泣いていた

当然のことかもしれないけれど、科学的に説明しよう。泣くと目が腫れるのは、涙を分泌するために涙腺が働き過ぎたから。「涙腺によって大量生産された涙には、塩分よりも水分が多く含まれる」 とスワン医師。「この涙と周辺組織の塩分濃度の違いが、まぶたの腫れの原因」 なんだそう。

6.お酒を飲み過ぎた

スワン医師いわく、目は食生活における小さな変化からの影響も受けやすい。例えば、アルコールは体から水分を奪い目を乾燥させる。塩分の高い食事をしていると目の周りに水分が溜まり、目が腫れぼったくなることもある。

7.甲状腺に問題がある

稀ではあるけれど、目の腫れが重大な健康問題の副作用であることも。スワン医師によると 「甲状腺機能亢進症のタイプによっては、目の周りの脂肪が肥厚を起こして目が腫れる」 ことがあるそう。「目の腫れは、ループス (紅斑性狼瘡)、皮膚筋炎、結合組織疾患の症状の一つでもある」

目の腫れの対処法

ほとんどの場合、治すのは比較的簡単。スキンメディアTNSアイリペアなどのアイクリームを使えば、腫れぼったさを消し、目の周りのコラーゲンに厚みを出すことができる。即効で効果を出すためには、キュウリや冷たいティーバッグで目を15分ほど冷やすのがスワン医師のおすすめ。

「冷やせば大抵の炎症は治まる。ヒスタミンの生成が遅れ、腫れが抑制される」 そう。ホルモンによる腫れの場合、アイクリームによる効果は見られないかもしれない (生理が終わるのを待つしかない) けれど、少しは改善される。アレルギーや甲状腺疾患を抱えているなら、医師による根本的な原因の治療によって腫れも改善するはず。

※この記事は当初、アメリカ版『ウィメンズヘルス』に掲載されました。

※この記事は、UK版ウィメンズヘルスから翻訳されました。