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健康や心のことを思ってヴィーガンに。毎日、動物性食品をすべてカットするのは大変だけれど、マギー・ミケルザイク医師によればヴィーガンは飽和脂肪の摂取量が大幅に減り、高コレステロール血症や心臓病などのリスクが下がるそう。でも、ヴィーガンになったところで必ずしもヘルシーになったり、すぐに体重が減るとも限らない。というのも、ヴィーガン製品の中にはアンヘルシーなものもあるからだ。では、どんなヴィーガン製品に注意して、代わりに何を選べばいいのか、UK版ウィメンズヘルスからご紹介!

ミケルザイク医師の話では、よく見かける「ヴィーガン」商品の多くには、重度に加工された原材料や過剰な砂糖とナトリウムが使われているらしい。

1.冷凍のフェイクミートにご用心。注目すべきは豆類、キヌア、麻の実!

「お肉不使用のチキンナゲット」 のような商品は、予想以上にアンヘルシー。ミケルザイク医師も、「こういった食肉の代替品には、たいていナトリウムが多すぎる」 と注意を促す。成分表をチェックして、1食あたりのナトリウム量が400ミリグラム以上なら買うべきではないかも。

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人工的な原材料や保存料、加工油(合成油脂)にも注意が必要。「保存料が大量に加えられた商品には、高い確率でヴィーガンに必要な栄養素……タンパク質やビタミンB12、鉄をはじめとするミネラルなどが不足している」 とミケルザイク医師は続ける。

代わりに探すべきなのは、原材料リストの最初に豆類が記載された商品なんだそう。豆類はキヌアと麻の実に並び、最も質の高い純粋な植物性タンパク質の供給源。リジンと呼ばれるアミノ酸が含まれるキヌアは植物性の完全タンパク質だし、麻の実には満腹感を持続させるタンパク質と食物繊維がぎっしり詰まっている。

2.豆腐の加工食品は意外にナトリウム、砂糖が多いことも!

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ハムやソーセージなどの加工肉と同様、ヴィーガンの加工食品も体に良くない。ミケルザイク医師は、「お肉不使用の商品にはナトリウム、時には砂糖も大量に含まれていることが多いので、ナトリウムが400ミリグラム以下のアイテムを探して」 とアドバイスしている。

3.本末転倒? ヴィーガンデザートの中には添加物が入っているものも

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場合によっては、チョコレートムースやストロベリーチーズケーキよりヴィーガンデザートの方がアンヘルシー。ミケルザイク医師によると、「ヴィーガンではバターと卵が使えないので、食品メーカーはたいてい代わりにデンプンや増粘剤、ペクチンを加えて同じような質感と食感を出す」。こういった添加物によって糖類とカロリーの量が増える。

4.飽和脂肪が多いので摂りすぎに注意! ココナッツヨーグルト

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「このクリーミーなミルクヨーグルトの代替品は、ヴィーガンの乳製品への欲を満たしてくれる。でも、タンパク質はゼロなのに飽和脂肪はたっぷりなので、量には気をつけて」 とミケルザイク医師。しかも、レストランでは通常の2~3倍の量が出されることもあるので、知らぬ間にカロリーを摂りすぎていてもおかしくない。

どうしてもココナッツヨーグルトが欲しいのなら、一度に食べるのは2分の1カップまでにしておこう。

5.冷凍食品選びのコツは「ナトリウムの量」。植物性タンパク質にも気を配って

全ての冷凍食品が体に悪いわけではないし、冷凍のヴィーガン食品も例外ではない。ミケルザイク医師いわく、大事なのはヘルシーな原材料を選ぶこと。「全粒穀物や野菜、豆類が使われた商品を探して。冷凍食品はナトリウムが多いことで悪名高いけれど、ナトリウムを減らす手段を講じているメーカーも多い」 そう。冷凍食品はナトリウムが60ミリグラム以下のものを選ぼう。

ミケルザイク医師は、糖質にも気をつけるよう呼び掛けている。「ヴィーガンは動物性タンパク質を避けている。タンパク質不足にならないように、糖質だけではなく、植物性タンパク質が含まれる食材や食品を選ぶことが大切」

6.野菜チップスは調味料をチェック。ヘルシーな自家製チップスにもチャレンジ!

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野菜チップスも、普通のチップスと同じくらいアンヘルシーなものもある模様。

ミケルザイク医師が代わりに勧めるのは、砂糖とカロリーがぎっしりの「余分な調味料」で味つけされていない、ケールやビーツ、ニンジンのチップス。オリーブオイルと少量の塩を振りかけ、オーブンなどでノンフライヤーの自家製チップスを作れば、カロリーやナトリウム、脂質が大幅にカットできるのでさらに◎。

※この記事は当初、メンズヘルスに掲載されました。

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Isadora Baum Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。