犬派? 猫派? その答えは、あなたが思う以上に人の性格、そして健康状態までも語ってくれる。例えば、1,813名の成人を対象としたオーストラリアの研究では、犬を飼っていない人に比べて、犬を飼っている人は十分な身体活動を行う可能性が77%も高いことが発覚したそう。その内容をUK版「ウィメンズヘルス」からご紹介。
この研究で明らかになったのは、これだけではない。なんと犬は、あなたの全体的な健康サポートも行ってくれるそう。犬と一緒に暮らすことのメリットをチェックしてみよう。
免疫力を強化してくれる
犬とは臭いのある不衛生な生き物。どんなに犬好きな人でもそれは承知の上。あなたの犬を見てみて。汚いことをしてるでしょ?
そんなことはない? もう一度見てみて。
ほら。
これは良いこと。私たち人間は、床を舐めれば大抵冷ややかな目で見られてしまう。それに潔癖症だから、誰かのお尻を嗅ぐことも、泥の中で転がることも、靴を噛むこともない。だから私たちの免疫システムは、悪質なバクテリアからの攻撃に適切に反応することが出来なくなる。
犬は体に良いバクテリアとして働くと言われている。免疫力を高め、病気と闘うヘルシーなバクテリア集団を育ててくれるそう。
心臓の問題を追い払ってくれる
愛する人のそばではリラックスできるもの。飼っている犬の前では、ストレス、血圧、アドレナリンホルモンの分泌がすべて低下することが複数の研究によって明らかになっている。毎晩ソファの上で30分取っ組み合いをするだけで、その日の不安が一掃される。
数年前には、非常に退屈で技術的な供述をすることで知られる米国心臓協会の8月団体さえもが、犬を飼うことで心臓疾患のリスクが下がる可能性を発表した。
ピザを食べながらネットフリックスを観るためだけにまん丸と太ったパグを飼うようでは心臓疾患の危険性からは逃れられないので、勘違いのないように。でも、毎日の散歩、ストレス発散のための小競り合い、そしてただ愛らしいその姿を見ているだけでも、薬よりも効果的にコレステロール値が下がるというもの。
驚くほどフィットにしてくれる
毎日の犬の散歩が秘めるパワーを侮ってはいけない。確かに、適度なペースでの20分の散歩で消費されるのはカロリーは68kcalと少ないけれど、あっという間に積み重なるのも事実。
米国ミズーリ大学の研究では、1週間で20分の犬の散歩を5回行った過剰体重の被験者集団が平均6.3kgもの体重を減らした。
走ってもいないのにこの結果。
ランニングを継続させてくれる
マラソンレースに向けてトレーニングしているにせよ、週1~2回はジョギングに出るようにしているだけにせよ、ランナーが孤独に感じるのに長距離走である必要はない。そして、一人ぼっちのセッションを続けるのは決して簡単ではない。
犬はパーフェクトなランニングパートナー。いつでも走る準備が出来ているし、忘れ物もしない。しかも犬は習慣に沿って生活する生き物なので、あと30分寝ていたいからと言ってあなたのやる気を削いだりしない。
濡れた鼻先で起こされるのは、目覚まし時計よりもはるかに高いモチベーションになる。
自分の飼い犬である必要はない
犬を飼うことが出来ない人も多い。でも、だからといって犬を飼うのが現実的だというラッキーな人々が享受している恩恵を諦める必要はない。
『Borrow My Doggy』(レンタルペット)のようなサービスを利用すれば、あたなが小さなアパートに住んでいても、独身でも、多忙な都市型人間でも、週に一度と言わず何度でも地元の犬を借りることが出来る。これであなたもストレスが解消され、フィットネスが向上し、免疫力が高まるというドッグオーナーの持つメリットを手に入れることが出来るのだ。
ついでに言えば、リビングルームに毛が散乱したり、カーペットの上でおもちゃが唾液だらけになることもないのはボーナスポイント。
Text: Women's Health and Petplan Pet InsuranceTranslation: Ai Igamoto Photo:Getty Images