女性は妊娠適齢期の間、毎月の生理によって鉄分が失われるため、鉄不足に陥りやすい。体はヘモグロビンを合成するために鉄分を必要とし、赤血球にあるヘモグロビンは酸素を身体のすみずみまで運ぶ役割を担っている。鉄不足に陥ると、眠気に襲われたり、息切れしやすくなる。
肉や鶏肉、魚は鉄分の優秀な供給源ではあるけれど、緑の葉物野菜や豆腐、大豆類、栄養強化されたシリアルにも多く含まれている。これらの食材を摂取して、体内で鉄分の吸収を高めるには、イチゴやかんきつ類、トマトなどのビタミンCが豊富な食材と一緒に組み合わせることが鍵。
4. 葉酸
特に妊娠中の女性にとって不可欠となる葉酸。葉酸が不足した場合は、早産や低出生体重児を招く原因にもなるので注意が必要である。また、DNAやRNAなどの核酸を合成したり、赤血球を作るうえで非常に役立つ栄養素でもある。葉酸が含まれるピーナツや大豆類、アスパラガス、ホウレン草、アボカド、ブロッコリーは積極的に食べよう。
5. オメガ3脂肪酸
脂肪分が多い魚(サーモンやまぐろなど)を普段食べない人は、EPA(エイコサペンタエン酸)やドコサヘキサエン酸(DHA)の血中濃度が低い可能性があり、これらのオメガ3脂肪酸は、植物由来のオメガ3脂肪酸であるα-リノレン酸よりも、体内に素早く吸収されやすい性質がある。最近では、EPAやDHAを加えて栄養成分を強化した卵やオレンジジュース、シリアルも存在しており、心臓病のリスクの減少に関連づけられている。
※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。