こんな症状があるなら、実はもっと食べていいのかも……?
フィットネスのプロたちはずっと筋力トレーニングと低炭水化物ダイエットの組み合わせでやせることができると言ってきた。
「炭水化物を一日50g以内に抑え、高脂質食品を多く、タンパク質を一定量摂るというケトジェニックダイエットは、脂質を身体のエネルギー供給源として使うように促すことができる。つまり、身体がもっとカロリーを燃やせるようになる」とナショナル・ストレンス・アンド・コンディショニング・アソシエーションのチーフサイエンスオフィサー、カーウィン・シャープ博士。
ただ、一部の人にとって炭水化物を減らしすぎるのはむしろ逆効果。こんな症状が2週間以上続くのなら少しずつでんぷん質を増やすようにして。目安は1日炭水化物を合計150g程度。量を調整しながら自分にとってちょうどいい量を探すように。
1.疲労
もし、ゆっくりとした筋力トレーニングしかしていないのに、終わってジムを出る頃には倒れそうなくらい疲れているのなら、燃料が足りないのかもしれない。トレーニングを始める1時間くらい前に、リンゴやバナナ、もしくは両方を食べてから運動をしてみて。リンゴもバナナも1食分で炭水化物は約25g程度含んでいる。
2.頭痛
身体が脂肪をエネルギーとして燃やす時には、ケトン体という物質を生成する。そしてケトン体は尿と一緒に排尿される。この時ナトリウムも一緒に出るので、脱水症状や頭痛を起こすことがあるそう。
日中普段よりも多めに水分を摂取するか、ナトリウムが含まれたサプリメントを運動する前に飲むように。
3.風邪
炭水化物は病気を予防する抗体を作る助けをしてくれる。そのため、炭水化物を減らしすぎると病気をしやすくなる。この減らしすぎというのは炭水化物が100グラム以下のことを指す。未精製の炭水化物、例えばサツマイモなどは、健康をキープする手助けをしてくれる。
Text:Marissa Gainsburg Translation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images