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フローの中盤、禅を見つけ、心の戦士を導こうとしている最中、レギンスがずり落ち始め、汗のしずくが目に入り、下着の食い込みによる痛みが気になり始める。ヨガによくあるこのような問題は、控えめに言っても、対処するのが難しい。

ヨガマットよりもボクシングマットの方が落ち着いて、ワークアウトのほとんどを1分間に160回以上の心拍数でこなす人がスピリチュアルなエクササイズに挑戦すると、いつの間にか間違いを犯していることがある。

あなたが完全なる初心者であろうとなかろうと、その目的が背中の痛みの緩和であろうとダイエットであろうと、リラックスした雰囲気を台無しにする最もシンプルな過ちからヨガを救おう。透けない黒のレギンスを買う程度の、いたって簡単な方法でね。

ヨギであるナーヒード・デ・ベルゲオンの話に耳を傾け、彼女が繰り返し目にする16種類の過ちを回避しよう。「オーム」 って言うことくらい簡単だから。

【避けるべき16種類のヨガの過ち 】

1.息を止める

ヨガは呼吸主導型のエクササイズだけれど、息を止めたり顔を真っ赤にしたりするのはやり過ぎ! 無理はせず、楽に深く息が吸える方法に落ち着こう。

2.透けるレギンスを履く

お尻の見え方をチェックせずに新しいレギンスを履いたがために、後ろの列の人が、あなたと必要以上に親密になってしまう。前かがみになると透けやすい素材を使用したレギンスもあるので、後ろ姿を必ず鏡でチェックして。

3.何が何でも先生の言う通りにしている

痛いならやらないで! 有能なヨガの先生なら、ポーズを自分に適応するよう促してくれるはず。

4.ポーズを知らないのに上級者クラスに参加する

日頃からジムで鍛えている人にとっても、ヨガはまったく違うもの。

ポーズに外面の強さ(筋肉の緊張)を使うのではなく、内面の強さを引き出し、動きに柔らかさを出せるようになろう。まずは初心者クラスでポーズの感覚を身に付けて。

5.自分をけなす先生に耐える

思いやり、やさしさ、そして知識は、あなたに惨めな思いをさせる先生より圧倒的にパワフル。ヨガでそんな思いをするのは誰だってイヤ。

6.自分を人と比べる

自分を隣の人と比べないで。ヨガには、心身を何年も鍛錬した結果が現れる。

一日の大半を座って過ごしているなら、あなたの道のりは、ほとんど一日中動き回っている人のものとは異なるはず。

7.関節をロックする

これは大きな間違い! 関節は体重を支えるものではない。腕を伸ばしきって床に手をつくと、関節に負担がかかって弱くなる。代わりに腕で床を押し、筋肉で体を支えよう。

8.ハードコアなクラスばかり

ヨガの目的は、内面を静かにすることにある。持久力がものを言うクラスばかりに通っていると、ヨガの真の成果が得られない。

忙しい人には静かな時間が必要。回復効果のあるヨガニドラ(眠りに近い状態で行う瞑想)を毎週行えば、自分がいつもより落ち着いていることに気付くはず!

9.ヨガを有酸素運動にしようとしている

何度チャトランガをしようとも、心拍数を1分間に160回まであげるのは至難の業。その過程で関節を痛めるのも目に見えている。

証拠が必要? 統計データによると、運動量の多いアシュタンガヨガを行うと、心拍数が安静時より30回ほど高くなる(1分間に60~100回)。一方、非常に穏やかなヨガでは、1分間の心拍数が15回程度しか上がらない。

心臓の健康を維持するために、定期的な有酸素運動でヨガを補完すること。

10.ヨガにうんざりする

日常生活にヨガを加えるのは素晴らしいことだけれど、その道のりは人それぞれで、必要に応じてやるものなんだと覚えておいて。

11.先生と体の関係を持つ

心身の解放感は、先生への強い感情と勘違いされやすい。ヨガの先生を含め、人を教える立場にある人は倫理規定に縛られている。でも、一線を越えてしまうと、関係を元に戻すのが大変かも……。自分の体は大切にして。

12.ヨガに不適切な服を着る

超ショートパンツ? 大きなゴールドイヤリング? これはヨガであり、仮装パレードではない。

5秒ごとに引き下げる必要のない動きやすい服を着て。ヨガの練習は、そのような無駄な思考から解放されるためにある。

13.クラスで彼氏を正す

自分がヘマだと感じれば、彼は二度とヨガに来ない。教えるのは先生に任せておいて、自分のヨガに集中しよう。

14.毎日練習しないと罪悪感を覚える

教室を常に満員にする必要があるので、四六時中練習することを勧めるチェーン店もある。徹底的に練習して燃え尽きるより、毎日少しずつ取り組む方がよっぽど良い。

15.特定のポーズのやりすぎ

下向き犬も逆転のポーズ。逆さになりたいからといって、毎回ヘッドスタンドをする必要はない。

16.倒れることにいらつく

プライドを教室に持ち込まないで。好奇心を持ち、上機嫌で練習しよう。

※この記事は、UK版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Nahid de Belgeonne Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images