せっかくのダイエットも急にジャンクフードを食べてしまうとスピードダウンしてしまう。でも、あと1時間で夕食だと分かっているのに、食欲はそんなことお構いなし。そこにあるお菓子に手を伸ばして今すぐに食べたい!
そんな、ジャンクフードを食べたいという欲求に負けてしまいそうな時は、このちょっと変わったテクニックを使ってみて。ムダなドカ食いを防いでくれるはず。
健康になりたいなら水分を摂る
大好きなホイップクリームの乗ったモカはカロリーが恐ろしいことになっているけれど、お腹を満たしながらカロリーを抑えてくれるものもある。おすすめはこちら。
【水】
実は、のどが渇いているのは空腹の形で現れることも多い。だからコップ一杯の冷たい水は空腹を抑えてくれる。
【緑茶】
食欲を抑えて、脂肪を燃やすのを助けてくれる。
【ウーロン茶】
ある研究では運動する1時間前に一杯飲んでおくと、脂肪の酸化を12パーセントも増やすそう。
【紅茶】
「Journal of American College of Nutrition」の研究によると紅茶は血糖値を2時間半は10パーセント下げてくれるそう。だから、満腹に感じて後で食べたくならないそう。
手をぎゅっと握ってこぶしを作る
食べたいと思うと、緊張したり、ストレスを感じたりするので、その緊張を筋肉に逃がす方がよい。
「Journal of Consumer Research」に発表された論文によると、どの筋肉かに関わらず、食べ物を選ぶときに筋肉に力を入れた人の方が食べ物を選ぶときに誘惑に負けず、よい選択ができるという結果が出たそう。
研究者は、無意識のうちに力を入れた筋肉は意思と結び付けられているからではないかと考える。
電話をかける
ウィスコンシン・マディソン大学の研究によりと、慣れ親しんだ、自分を支えてくれる人の声はストレスを減らして気分を上げてくれるホルモン、オキシトシンの分泌を促してくれるそう。そしてオキシトシンは、ストレスを減らし、満腹感ホルモンのレプチンを増やしてくれる。
ゲームで遊ぶ
スタンフォード大学の研究者によると、テレビゲームをやることは脳内報酬系を刺激してくれるそう。普通は食べ物によって刺激されるこの部分だがゲームでも同じように満たしてくれる。
テレビゲームだけでなく、難しいパズル、クロスワードやスクラブルやアナグラムなどもおすすめ。脳が忙しければ、空腹はあまり感じないそう。
意思の力を借りる
ケースウェスタンリザーブ大学の研究によると、朝起きた時よりも寝る前の方が意思の力は減っているそう。だから、夕方に食べてしまうことが多い。
では、どうするか。なるべく一日を通じて、意思の力、つまりウィルパワーを無駄に使うようなことはしないようにすること。一度決めたことは守り、ストレスのかかることは減らし、なるべく先延ばしはしないように
他人にやさしく
気持ち面のこともダイエットには影響が大きい。もし、家族や友達、同僚となにかうまくいっていないことがあるのなら手紙でも書いて仲直りをして。
肥満に関する専門誌、「Journal of Obesity」によると、許すことに注力することでマインドフルネスを強化し不安を和らげることが分かった。そして、反射で食べることも少なくなったそう。
さらに、食欲を抑えるテクニックは人にやさしくすることだそう。研究では、やさしくすることで感情的に食べてしまうことを抑えられるそう。実際なにか人にやさしくすることを考えるだけでも、セロトニンやドーパミンが分泌されるという。
面白い動画を見る
よく言われるのが、笑う方が眉間にしわを寄せるよりもカロリーを消費する、ということ。でもこれは真実でもある。
ブラジルの科学者によると、「しあわせホルモン」のセロトニンを活性化することや笑うことで食欲を減らすことができるそう。
運動をする
運動をするとお腹が空く、とういのはただの神話。実際はこれの全く逆だそう。ロンドンボロー大学の研究によると、ランニングはペプチドYYという食欲を抑える物質の生成を増やし、食欲を増すグレリンを減らしてくれるそう。
この研究では、筋力トレーニングはグレリンの生成を25パーセントほど減らしてくれることを発見。さらに、筋力トレーニングで代謝もアップする!
ランニングは好きじゃないならヨガでも。フレッド・ハッチンソン・ガン研究センターによるとヨガをやる人は食欲が少なく食生活もコントロールされたものだったそう。
職場で歩く
座っている時間が長いほど、食欲は旺盛になるというのはマサチューセッツ大学の研究。
ミズーリ大学の研究者も運動を連日しないと血糖値が平均で26パーセント上がり、もっと空腹を感じてジャンクなお菓子を食べたくなるそう。職場でも少しでいいから動くようにして。
たとえば、パソコンにタイマーをつけて、水を飲むためでもなんでもよいので立ち上がるようにするなど。
匂いを味方につける
香りは脳とお腹の両方に大きな影響を与えることができる。研究では、ペパーミント、バナナ、青リンゴやバニラの香りのキャンドルを使うことで食べたと脳を錯覚させることができるそう。「Regulatory Peptides」に発表された論文によるとダークチョコレートの匂いを嗅ぐ方が実際に食べるよりも空腹ホルモンのグレリンを減らすのに効果的だったそう。
もっとフローラルな匂いがお好みならジャスミンを。ジャスミンの香りは食欲を抑える効果があり、さらに緊張をゆるめてエネルギーをアップさせることがある研究で分かったとか。
電気をつける
ストレスがあると体内でコルチゾールを作ってしまいこれがレプチンへの耐性につながり、満腹感を感じにくくなる。
研究によると太陽の光がストレスを減らすことができるそう。明るく日の当たる場所を探して10分間いるだけでも、気持ちを落ち着かせて食欲を抑えることができる。
洋服を整理する
サウザン・インディアナ大学の研究によると、ビジネスカジュアルの服装の方がデイリーカジュアルの服装よりも生産的で有能だと思うという。
つまり、自分に対する自信はダイエットを守れるという自信にもつながる。
http://www.womenshealthmag.co.uk/weight-loss/healthy-eating/5132/12-weird-ways-to-halt-hunger/
Text:Julia Westbrook Translation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images