ストレスも多いけれど、お財布も気になる…そんな時にぴったりのお金をかけないストレス解消法をご紹介。
お財布の中身が気になる時はストレスも緊張も高くなりがち。そこで、気分を上げてくれるお金のかからない科学的根拠のある方法をピックアップ。
１．シャワーで歌う
声楽家やクラシック音楽のコンサートに定期的に通う人の間では昔から知られていたことながら、Royal College of Music’s Centre for Performance Scienceの調査を基にした新しい研究によると、クラシック音楽は物理的にストレスを減らすことが証明された。
調査によると、プロの声楽家が、ストレスの少ないリハーサル環境で歌うと、コルチゾールやコルチゾンの値がぐっと下がったそう。もちろんシャワーでビバルディーを口ずさめ、というわけではないのでご安心を。髪を洗いながらケイティ・ペリーを歌っても同じく効果あり。
２．お茶を飲む
UCL（University College London）の研究家の調査によると、日々のストレスからの早い回復には、毎日のお茶が有効。
6週間にわたって一日4杯のお茶を飲んだ被験者は、ストレスホルモンであるコルチゾールの値が低かったという結果に。
３．身体を動かす
気分が乗らない時はソファから立ち上がるのもつらいもの。でも、調査によれば運動はストレスを解消する重要な要素の一つ。
「エクササイズはポジティブな気晴らしとなる、リラックス反応を起こしてくれる」とAmerican Council on Exerciseのエクササイズの専門家で生理学者のセドリック・ブリアン氏。
やり始めるのは腰が重いけれど、やった後の結果のためには意味あり！
４．呼吸を練習する
ストレスを研究する、American Institute of Stressの調査によると、毎日20～30分の腹式呼吸は緊張をほぐし、ストレスを和らげてくれることが分かった。
深呼吸は脳へ送り込む酸素を増やし、副交感神経を刺激して落ち着いた状態を作ってくれる。
穏やかな、落ち着いた呼吸には、ゆっくりとスムーズでリズミカルに息をすることが大事。背筋を伸ばして座り、鼻からゆっくりと息を吸い、1、2秒息を止めてからゆっくりと口から息を吐いてみて。
５．マッサージを受ける
緊張が取れない時は、友達やパートナーに肩のマッサージを頼んでみて。
ある企業での調査によると、週に1回15分のマッサージを受けた社員のストレスは大幅に低下したそう。
６．笑わせてくれる友達とつきあう
研究者によると、笑うことで血のめぐりが活発になり、循環系のストレスを減らし、酸素がめぐって細胞の活性化をしてくれることが判明。
笑いは社会活動なので、誰かと一緒にいる方が声を出して笑うことが多いもの。
一緒に笑える友達とつきあってみて。
７．ガムをかむ
ガムは買うことにはなるけれど、仕事でストレスを感じるのなら、会社のデスクにガムを忍ばせるのは一つの手。
行動療法に関する国際会議、International Congress of Behavioral Medicineでは「ガムをかむことは緊張を和らげ、感覚が鋭くなり、ストレスを軽減する」とのこと。
８．美術館に行く
アートセラピーは鬱や緊張の治療にとても有効。でも、ストレスレベルを下げるには、自分で絵を描くだけではないとのこと。
ただ、アートを観るだけでも緊張をほぐすという調査結果も。
これは、美術館に行かなくては！
９．セックスをする
２週間、毎日セックスをした場合、ストレスをコントロールする海馬の細胞が増えるということが調査によって判明！
９．キスをする
Lafayette Collegeの研究者の報告ではAmerican Association for the Advancement of Scienceに15分間のキスは学生のストレスレベルが低下。
調査では、キスをした後、男女のストレスホルモンのコルチゾールが減ったという結果に。
せめて、毎日キスを！
１１．昼寝をする
寝てみることが一番の解決策の時も。
内分泌学に関する専門誌の「Endocrine Society’s Journal of Clinical Endocrinology ＆ Metabolism(JCE)」に発表された論文によると、短時間の昼寝は、夜の睡眠不足やストレスをなくし、免疫機能の強化になるという。
11 FREE ACTIVITIES TO EASE ANXIETY
Text:Rachel Hallett Translation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images
