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サイクリングファンで『The Girl's Bicycle Handbook』の著者キャズ・ニックリンが語る、サイクリングが活発な女性にぴったりな理由をご紹介。

1.節約になる

サイクリングは無料! 自転車といくつかのアクセサリーは買わなくちゃいけないけれど、低予算で手に入る。しかも、ランチを詰めれば1円も使わずに1日を過ごせてしまう。これは家を出た瞬間に財布を出さなきゃいけないような現代で味わえる開放的な気分。1週間、1年で公共交通機関やガソリンに費やす金額を考えてみよう。移動の半分を自転車にするだけで、少なくとも何万、もしかすると何十万もの節約になる。

2.ヘルシーな体と心臓を手に入れる

あなたもジムが苦手で、一般的なスポーツに専念する時間がない (または単純に興味がない) 私のようなタイプなら、サイクリングは日々の生活にちょっとした運動を取り入れるためのパーフェクトな手段。自転車が体重を支えてくれるから、過度な負荷をかけずに体を動かし続けることができる。完全に息切れすることなく比較的長時間乗っていられる自転車は、カロリーの消費にも最適で心臓に良い有酸素運動。一度始めてしまえば、自分を駆り立てて長距離サイクリングやレースにも参加している自分がいたり、ただあてもなく走り回るのを楽しむ自分がいたり。完全にあなた次第!

3.メンタルヘルスを向上させる

心の健康は体の健康と同じくらい大切で、その両方を健全に保つカギはエクササイズ。1日の始まりか終わりにサイクリングをすると、気分転換ができてハッピーな気分になれると言う女性にたくさん出会ってきた。全くその通りだし、ブルーな気分とサイクリング不足には相関関係があると思っている。エクササイズをすると幸福ホルモンのエンドルフィンが分泌される。これが新鮮な空気と一緒になれば、自転車に乗るという純粋な楽しみが間違いなく気分を良くしてくれる。

4.公共交通機関を避ける

都会っ子として、公共交通機関に対しては深い敬意を抱いている。でも、これは好き嫌いがはっきり別れるもので、私も時々髪をかきむしりたくなる。暑くて混み合った電車の中で誰かの汗びっしょりの背中に押し付けられたり、雨の中で何時間にも感じるほど長くバスを待ったりしているうちに、公共交通機関の使用が厄介な仕事になりかねない。ラッシュアワーの混雑や無駄な待ち時間を省いてただ家に帰りたいときは、公共交通機関を頼らず自転車に乗って。

5.環境にやさしい

グリーンな生活をと言っても、ちょっとしたリサイクル以外に実際に行動を起こしている人がどのくらいいる? 森林破壊を防ぐために一般市民にできることは少ないかもしれないけれど、車に乗る機会を減らすことはできる。車は二酸化炭素排出量の10%を占め、都心での渋滞はもちろんのこと空気汚染や騒音の原因にもなる。車の代わりに自転車を使うのは、グリーンな暮らしに一歩近づくための前向きな取り組み。口先だけじゃなくてね!

6.出会いがある

新たな出会いや友達作りにはサイクリングがもってこい。通勤途中で他のサイクリストとおしゃべりしたり、イベントやグループの集まりに参加したりと、間違いなく社交的なサイクリングには自分が好きなだけ巻き込まれればいい。サイクリストが全員フレンドリーとは言わないけれど、ほとんどの人は心強い仲間意識を持っていて、ここ何年かのサイクリングを通して素敵な友達や気の合う仲間を作ることができた。

7.新鮮な空気と開放感を味わう

オフィスで働いていた頃は、屋内で長い時間を過ごした後は疲れて空っぽな気分になることが頻繁にあった。私にとってのその完璧な治療法がサイクリングだった。毎日キレイな空気を吸っていると元気が湧いて、私と自転車の二人だけで世界に向かって走り出していくことに素晴らしい自由を感じていた。天気や季節と触れ合う機会も増える (雨が降って濡れたことが言いたいんじゃないのよ!)。暖かい空気に春の訪れを感じたり、車輪の下の落ち葉が立てるカサカサという音に秋を実感したりするのは、生きていて良かったと思える瞬間。

8.時間節約で時間通りに

サイクリングの長所の一つは、ウォーキングより速く、目的地が近いなら車より早く、公共交通機関の予想外の遅れにも影響されないこと。到着までの所要時間をほぼ正確に予測できるから、よろめきながら出社することもない。自転車はお使いの数々にも非常に便利。しばらく自転車がないときがあって、いつもの買い出しやすぐそこで用事を済ませるのにあまりに時間がかかってビックリした。時間の節約には自転車。

9.地元を発見する

私にとっては、これがサイクリングの思わぬメリットの一つ。自分の住む街で新たな発見をしたり、地理を学んだりすることにはとても大きな満足感があった。地理に明るいことへの自信も、細くて可愛らしい小道を見つけた時の喜びも、自転車に乗っていなければ手に入れることはできなかった。人に頼らず自ら発見できるのは、サイクリングの最大の楽しみの一つ。

10.ステキに見える

自転車に乗る女性には、何か本質的にスタイリッシュなものがある。私がサイクリングを始めた理由は実用的なものだったけれど、その魅力を確信したのはママチャリで公園を横切るドレスを着たものすごくエレガントな女性を見た瞬間。その週末に出掛けて自転車を買った。こう考えるのは私だけじゃない。スタイリッシュに自転車に乗る女性を捉えた “サイクルチック” と呼ばれるブログは、世界的な現象になっている。

そしてトップショップからシャネルまで、多くのファッションブランドが販売促進の目的で自転車に乗る女性を起用している。サイクリングはファッションショーだというわけではないけれど、自転車に乗ればステキに見えるかもという話。ちなみに、ストレッチ素材や蛍光色で身を包む必要はまったくない。

http://www.womenshealthmag.co.uk/fitness/ultimate-fitness-guides/1263/10-reasons-why-you-should-get-on-a-bike/

Text: Caz Nicklin Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images